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2018年3月 1日 (木)

インデックスファンドの乖離率について整理してみる

インデックスファンドは指数のトレース力が命。ときどき、問題になるインデックスファンドの指数乖離について、これまでの私の経験をちょっと整理してみます。

コスト要因1(信託報酬が高い)

これは嫌ですが、ある意味しょうがない乖離要因です。でも、最近では、我が国のインデックスファンド、外国株の場合でも0.2%程度の信託報酬率になって来ましたから、それほど気にしなくても良くなりました。めでたしめでたし。

個人的には、ブログで訴え続けて良かったと思っていることがらです。(私は「願いはいつかかなう派」です。)

コスト要因2(「その他コスト」が高い)

明示しておらず(できず)、運用報告書を見ないとわからないというところが、めんどくさい話です。これは、10年前、このブログの初期のころ、けっこう執拗に問題視していました。ブログ読者のみなさんの中には、私ごときのレベルを遙かに超えてチェックして下さるマニアックな方がたくさんいらっしゃって、大いに盛り上がったネタです。当時証券会社が積極的に宣伝していた新興国株のアクティブファンドが、私の主な攻撃目標でした。

構造的要因1(先物取引しているなど)

中には、現物ではなく、先物取引しているために構造的に下方乖離を宿命付けられているファンドもあるようです。ただ、運用のうまい下手の問題がからむはずなので、一概に「現物」が良くて「先物」がダメとも言えないと思われます。

構造的要因2(そもそもファンドの仕様上そうなっていた)

構造的要因1よりも、もっとすごいケース。私が記憶しているのは、かなり昔です。とある新興国の指数に連動するETFが、設定時、信じられないくらい大きく乖離していたことがあって、「なんだこれは?」という話がありました。で、マニアックな人が海外の分析を教えてくださったのですが、「ファンドに銘柄の組入れ比率に制限(たとえば30%とか)」があって、「1社で大きな時価総額(たとえば国の半分とか)のある銘柄がある国の指数だと必然的にずれちゃう」というのです。ほんまかいな。

ただ、こんなインデックスファンドは、よほどマニアックに探さないと、もはや、見つからないのではないでしょうか。

運用要因1(ファンド初期設定時)

ファンドの初期設定時、運用額が小さいなどが要因で、うまく指数に連動できなかったケース。インデックスとは言えど、ファンドは設定一年以上経って総資産額が純増傾向にあることを確認してから買え、といわれるゆえんです。これは、ある意味仕方のないことです。

ただし、こと初心者向けを標榜するつみたてNISA専用ファンドに限っては、初期とは言えトレースに自信のないファンドを投入するのは、プロの運用会社の姿勢としていかがなものか、という風に考えています。

運用要因2(ファンド運用時)

相場の変動について行けなくて、一時的に乖離してしまうケースなどです。これについては、よほど大きな乖離(たとえば、1ヶ月で1%とか)がない限り、長期的に見れば良いのではないか、言ってみれば庶民投資家としては「見て見ぬふり」でも良いのではないか、と考えます(もちろん個人的見解です)。この良し悪しを判断するには、5年くらいのパフォーマンスで見て、他のインデックスファンドに比べて乖離率はどうかと評価すべきで、設定後の歴史が浅い昨今の超ローコストインデックスファンド群はまだ評価できる段階にないとも言えます。

ただ、どうしても気になるのが、人情ではあります。

以上、ざっと整理してみました。

特殊な指数でもない限り(そんなの使わないと思うけど)、私は、もはやあんまり気にしていません。

ただ、繰り返しになりますが、「初心者向けを標榜するつみたてNISAの対象ファンドは、最初から、ちゃんとして欲しいなあ、神さまお願いっ!」と思う今日この頃です。

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