私はどのようにアーリーリタイアを説明したか
アーリーリタイアするときに困るであろうことの一つに家族への説明があるわけですが、私は、割りとすんなり稟議が通りました。
我が家の家計の仕組み
実は、我が家の家計は、次のような仕組みになっていました。
- 家計は、主たる収入源である私が管理
- 私が、毎月 生活費を定額 家に入れる。このお金で妻がやりくり。
- 住宅ローン、子どもの教育費、私のお小遣い等は、(1)とは別に私が管理支払う。
- 妻のパート+ちょっとした副業は、妻のお小遣いと貯金
もともと、
(1)生活を支えるためにかかるベーシックな支出
(2)それ以外の一時的にかかるオプショナルな支出
の二つに家計をざっくり分離してたんですね。(1)は一生かかるお金で、(2)は子育てが終了したくらいの段階でほぼなくなっちゃうお金。
結果的に、これがアーリーリタイアメントの段階で功を奏したのでした。(普通のリタイアメントでも有効かもしれない)
妻にはこう説明
で、アーリーリタイアするに当たって、妻に説明した要点はこうです。
- アーリーリタイアしても(1)の金額に変更はない。年金受給者になっても、一生一緒。
- ローンは完済する。教育費(次男の大学学費)のは別途確保してある。
- 私のお小遣いは、別途なんとかする(ごにょごにょ)。
私がしょっちゅう留守番(母の見守り含む)しているだけで、妻から見た家計には何の変化もないのです。
そして、妻から特に反論もなく、「そうですか」で終わりました。人生いろいろ、家族もいろいろ。妻のおおらかな許容力にいまさら感動することになったのでした。
アーリーリタイア後、変わったこと
変わったのは、
- 妻が、私の扶養でいるための年収制限を気にせず働けるようになった。
- 結果、妻は、3号被保険者ではなく、2号被保険者になった。
踏ん切りが付いて、妻自身の年金を増やすことができるようになったわけで、これは良かったことと解釈しています。最近の橘玲さん流に言えば、リストラを境に人的資本力が尽きてしまった私の代わりに、妻の人的資本力が有効化されたわけです。(というと、なんだか、わけがわかったようで、わからなくなりますが。)
以上、アーリーリタイアには当然家族の理解が必要だが、リタイア後を見据えた家計管理をしておくと説明が楽かも、というお話でした。
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