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2018年1月23日 (火)

利益確定しない投資

市場が妙に好調なとき、ちらつくのが「利益確定」の4文字です。

長期投資と利益確定

私が考える長期投資において、「売るとき」とは、次の3つです。(ご参考エントリー:売らない投資家が売るとき

  • リスク制御(リバランス)
  • 資産配分の変更(それに伴う商品の変更も含む)
  • 使うとき

つまり、私が考える長期投資には、「利益確定」という行動はないのです。

リバランスは、リスク制御が目的なのであって、必ずしも利益確定ではありません。リバランスの場合、売らなくてもできます。その分、無リスク資産を積み増していくという方法も採れます。

市場にはアップサイドリスクもある

「利益確定」によって、リスク資産を一時的にせよ大きく下げる作戦の問題点を一つだけあげておくなら、それは、稲妻のきらめくときを逃してしまう可能性もあると言うこと。市場には、大暴落のようなダウンサイドリスクもありますが、株価急騰のようなアップサイドリスクもあります。

どっちが、いつ来るかは、私にはわかりません。なので、常に一定のリスクを取り続ける作戦を採るしかないのです。気が弱そうに見える反面、長期にわたって常にリスクを取るというのですから大胆不敵な作戦でもあります。

売らない投資の一番簡単な方法は少額積立

特に積極的に投資を考えていない普通の人にとっての一番簡単な方法は、少額積立です。

どのくらいの金額がいいかというと、なかったと思える金額です。この金額がいくらかについては、ひとそれぞれ。

たとえば、私が今年からアンテナ的に始めた毎日100円積立。これだと、月2000円程度です。もうひとつ例を上げると、保険の掛け金レベル。保険は必要ないという論点からすれば、保険を止めて保険の掛け金分くらいを積み立てる、というのも一つの考え方ではないでしょうか。

この方法では、本来、その人が取れるリスクより、はるかに低いリスクになることが多いと思われます。

このため、機会損失の可能性もあります。しかし、まったく投資しないで人生を過ごしてしまうリスクは回避することができます。それに、私がよく言っている全財産で考えたときのリスク資産と無リスク資産の比率なるめんどくさいことについて、きれいさっぱり忘れても大丈夫なくらいリスクが低いとも言えるので、かなり、ほったらかしの度合いを高めることができます。このへんは、妻のセゾンバンガードの積立が、そういう感じになっていて、実体験からも、そう思います。

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