普通の人が投資を始めるための2つのハードル
サラリーマンこそ長期投資をすべき。株式投資をするのが普通。つみたてNISA制度を通じて、普通の人のための普通の人による普通の投資の普及を願っている私ですが、二つのハードルがあります。
第1のハードル 貯金体質
昨日のエントリーでも話題にしましたが、そもそも貯金すらできない、あったら、あっただけ使う。という人もたくさんいます。
「収入ー支出」をプラスにする。
まず、第一段階は、ここです。
でも、貯金は、世間的にも良いこととされていますので、がんばるだけです。問題は第2のハードルです。
第2のハードル 株式投資にかかった呪いを解く。
それは、「株式投資はしないほうがいい」「株式投資はいかがわしいこと」という、我が日本国民にかけられた呪いです。誤解を恐れず言えば、洗脳です。この呪いが解けない限り、いくら、つみたてNISAのような良い制度ができても、人々は投資には向かいません。
金融庁さんが、つみたてNISAを普及させようとお考えなら、この呪いを解くことが肝要かと考えます。
最大の敵は、投資にネガティブなメディアや、一部の貯金至上主義のFPさん、財政破綻論者など、もはや呪いの解けない魔法使いのみなさんだと思われます。
訴求ポイントは、
- 株式は、貯金や債券と同じくらい健全である。
- 株式は、思わず自己増殖してしまう性質を持っている。
- 株式投資をすると言うことは、労働者が経営者と同じ視点に立って、稼いだお金を取り戻すこと。
このあたりでしょうか。
株式や債券と言った伝統的資産は、仮想通貨などの新しい金融とは違って、長年の歴史の中で保全する仕組みができていて、実に健全なんです。
「となりのだれか」を増やそう
「となりのだれか」も普通にやっている。というのが広まって行けば、後は、一気なのかなあ。まずは、「となりのだれか」を増やさないといけません。このブログをお読みのみなさんも、ぜひ、「となりのだれか」になってくださいね。
長らく続いた我が国の経済低迷も株式投資の普及が進まない要因であるのかもしれません。たしかに、戦後の日本は、異常な成長とその反動があっておかしなことになっていました。しかし、戦後70年の時を経て、ようやく、平常状態に落ち着いてきて、今まさに、大きな転換点にいるようにも思えます。
あと、リスクという言葉がいけないのかなあ。リスクって言っちゃうと危ない感じしか残りませんよね。単に株価の「ばらつき」のことなんですけどね。「ばらつき」を相対的に低減する方法も定番化されています。
株式投資のリスクは恐るるに足らずだと私は思うんです。突然、アーリーリタイアするハメになった私から最後にひと言。
株式よりも人生の方がはるかにリスクが高い
そして、株式投資が、私の人生のリスクを救ったのです。
というわけで、みなさん。「となりのだれか」を増やしましょう。
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