投資はやっぱり始めないことには始まらない
foy2017を席巻した「つみたてNISAファンド」ですが、過去最大級の賛辞がタイトルになった記事がありました。日経マネー研究所。山崎俊輔さん。
なんでノーベル賞級かというと・・・
なんでノーベル賞級かというと、以下の2つの観点からです。
(1)自動積立は感情に左右されないで投資できる(行動経済学にかなっている)
(2)分散投資が簡単にできる(現代ポートフォリオ理論にかなっている)
ええっ ドルコストって、行動経済学だったの? ・・・・ここは、ノーコメントです(笑)。
上記の2つは、別に、つみたてNISAじゃなくてもできます。ただ、つみたてNISAを選ぶと、ほぼ、上記、2つにしかならないということは言えます。
今年は、つみたてNISA元年
さて、とにもかくにも、今年は、つみたてNISA元年です。
ふと、相場を見ると、絶好調。「何も今から始めなくても」と思ってしまったり、そんなアドバイスを受けるかもしれません。もし、投資を始めることに迷ってしまったら、ぜひ、以下の私のエントリーをご覧いただければ幸いです。
かっこに、私が、それぞれのエントリーを書いた年月を書いています。
もし、この時、コツコツ投資を始めなかった人は、どうなったでしょうか? 「アベノミクスの恩恵は庶民のところには来ていない」というメディアの記事で溜飲を下げているだけの人になってはいなかったでしょうか?
え? たまたま、相場が堅調だっただけじゃないかって? もし、相場が暴落していたら、そんなことは言えないはずだって?
いえいえ、その場合でも、もし、始めなかったら、仕込み損なっていたのではないでしょうか。投資未経験者が、いや、経験者だって、いくら暴落したからといって、いきなり、資金を投入するのは難しいのです。仕込む時間が必要です。そして、もっと大事なことがあります。それは、投資の勉強をする時間です。
投資をなるべく早く始めることの意味
実戦的な投資の勉強で一番大切なのは、実はノーベル賞級の分散投資がどうしたこうしたとかではなく、「自分が、どのくらいリスク資産をつっこめるか?(リスク許容度)」の把握です。これは、「身銭を切って実際に投資をすることによってのみわかる」というのが私の持論です。私の拙い経験では、机上で把握するのは不可能だと感じます。ちなみに私は、その把握に10年くらいかかりました。
もし、始めなければ、その貴重な時間を喪失することになってしまうのではないでしょうか。そして、年齢とともにリスク許容度は小さくなってしまうのです。
なんて、偉そうに書いてますけど、人生は、壮大な暇つぶしといいます。私も、できたばかりのネット証券が面白そうなので深く考えずに始めた、という人です。
むずかしいことを考えずに始めても良いのではないでしょうか。つみたてNISAは、そういう人にとって、最適なスターターキットだと思います。
コメント
「リスク許容度は経験しないと解らない」
<身銭を切って実際に投資する。
<机上で把握するのは不可能。
全くの同意です。リーマンショック経験者でないと怖さを認知できないと思います。
日経平均 2007年7月 18261円 ⇨ 2009年3月 7054円
NYダウ 2007年10月 14093$ ⇨ 2009年3月 6469$
株式投資は一瞬にして半値以下が現実になります。
リーマンショック後から資産運用を始めた方、ショックが来たら経験のチャンスです。
証券用語の「山高ければ谷深し」を噛み締めましょう。
投稿: オークX32 | 2018年1月16日 (火) 10時55分
オークX32 様
コメントありがとうございます。
ダウンサイドリスクとアップサイドリスクの両方ですね。ダウンサイドリスクを恐れるあまり、アップサイドリスク、つまり、株価の上昇を享受できないというリスクもあります。
投稿: NightWalker | 2018年1月17日 (水) 11時17分