投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017 発表! #foy2017
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017 の表彰式並びに懇親会に参加してきました。
ランキング
第2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
第9位 Vanguard Total World Stock ETF(VT)
★はニューカマー。2017年新設のファンド。11位以下はこちらをご覧下さい。
つみたてNISAおそるべし
今回のFoy2017のキーワードは、「つみたてNISA」。
ここ居並ぶファンドは、ことごとく、長年、個人投資家が追い求めていた仕様を持つ投信です。とは言え、米国にはゴロゴロありそうな仕様の投信です。製造業の世界ではとっくに到達していた世界水準での競争。そこにぎりぎり届きそうな商品が、監督省庁の「かなり熱意のある」つまり「本気の」一声で、我らが金融業界でも一気に出現したのです。
ありがたいと言うべきか、情けないと言うべきか、ありがたいと言うべきですね。ほんと、うれしい。
米国株ブログの隆盛もあってか、米国株投信の人気が高まってきたのも今年の特徴です。
真の顧客本位の精神を持つ会社はどこか
大いに評価したいのが、今年は2位の<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド。
投信の購買層は、
資産総額の増加につれて信託報酬が減っていくという姿勢を持つ会社、
つまり、真の顧客本位の精神を持つ会社を応援したいのではないか、と言う気がします。
「市場に合わせて下げる」とか、「目論見書に書いてある」とか、「営業戦術」とかではなく、会社としての(熱意のある担当者ではなく、トップダウンとしての)姿勢を評価したいのではないでしょうか。
私が投票したファンド
私が投票したファンドは、次の二つのファンド。
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- 野村つみたて外国株投信
発表会の「第二部 みんなの【声】を聞いてみよう!個人投資家が注目ファンドに寄せる「熱いコメント」一挙紹介!!」コーナーでは、「野村つみたて外国株投信」に対する以下の私のコメントが紹介されてしまいました。なので、今までは、投票ファンドについて黙秘権を行使していましたが(笑)、公表してみました。
先進国株式と新興国株式に1本で投資できるファンドを信託報酬0.19%(税抜)したのは、立派。少々、逆説的ですが、野村アセットのつみたてNISAに対する姿勢が、大手証券系にありがちな、適当にお茶を濁そうというものじゃなかったことにびっくりしました。
風格の出てきた「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the year」
運営委員長の rennyさんをリーダーとする個人投資家や、それに賛同してくださるプロフェッショナルなみなさまが、ボランティア、まさに手作りで作ってきたこの賞ですが、11年目にして、業界も認めざるを得ない風格が出てきたと感じました。運営のみなさま、お疲れさまでした。
金融庁の方も参加されるようになり、すごい賞に成長したのです。隔世の感です。初回から投票してきた一ブロガーとしても泣けてきます。
foy第一回2007は、20名(ブログ)の投票だったのが、今回は、有効投票数198名(ブログ)。10年で10倍です。投信ブログがそれだけ増えてきたことの証左でもあり、ファンドに投資する層の拡がりを映し出しているのかもしれません。とするなら、日本の投信が、いよいよキャズムを超え、アーリーマジョリティの段階へ移行する日も間近ではないか? そんな期待すら、覚えます。
来年のランキングは?
新たなファンドが登場するかもしれませんが、私としては、今年新登場したファンドが、丁寧に運用されていくことを期待したいと思います。2年目以降は運用報告書が何かを語ります。
余談というか懇親会
表彰式の後は、懇親会でした。総勢80名? テリーさん、すぱいくさん、虫取りさん、ほか幹事チームのみなさま、お疲れさまでした。
ものすごく楽しかったです。
今年は、できうる限り、いろんな人と話をしようという決意の元に参加。私と会話してくださったみなさま、ありがとうございました。
来年もお会いできることを楽しみにしております!
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