つみたての時代
さて、徐々に盛り上がりつつある「つみたてNISA」。そんな中、SBI証券さんのプレスリリースです。
SBI証券の積立設定金額が90億円を突破!
リリースの内容は、以下の通りです。
- 投資信託の月間の積立設定金額が、2017年12月24日時点で、90億円を突破
- 本年10月末の80億円突破に続き、わずか2ヵ月弱での90億円突破
- 積立設定口座数は19万口座に迫る勢い
NISAでの利用も増えていますね。
月90億円を単純に19万口座で割ると、一人、月4万7千円強の積立。90億円を単純に12倍して年1080億、10年で1兆円。(実際はもっと加速度的に伸びるかもしれない)
つみたては一日にして成らず
SBIさんのこの推移は、日本全体の縮図であるかもしれません。
現在、日本の普通の人は、「ギャンブルが実は好きだけど、地道な長期投資は嫌い」ってことになってますけど、10年後、20年後、がらっと変わってしまうかも。日本の株式資産の岩盤層も、年金と日銀の時代から、年金と個人投資家の時代に変わって行くかもしれませんね。年金だって言ってみれば個人の財産ですから、そうなれば、個人の資産が、国家を支える礎(いしずえ)です。一億総長期投資家こそが、少子高齢化ニッポンを救うのです。
ただ、私のつたない経験で見ても「つみたては一日にして成らず」です。そう簡単に資産は積み上がりません。
でも、逆に言えば、今、始めなかった人は、10年後、20年後、後悔してしまうかもしれないということ。実際、現時点でも小さな成功は積み上がってきていて、「10年前から始めておけば良かった」と思っている人もいます。
日本人もそろそろ、いろいろな意味で、30年前のバブル崩壊の後遺症から立ち直る必要があるのではないでしょうか。
多少なりともリスクを取ってつみたて投資を始めた人が勝者になる時代が来ることを、私は願っています。
来年が、つみたて元年となりますように。
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