楽天・全世界株式インデックス・ファンド ほっと一安心?の巻
昨日に引き続きバンガードネタです。楽天・全世界インデックス・ファンドの月次レポートが更新されました。
ほっと一安心
気になる乖離は、「インデックス +0.9% ファンド+0.7%」。
ファンドの基準価額は、インデックスに対して、-0.2%です。
先月は、-0.8% でしたから、だいぶ運用が軌道に乗りつつあるようにも見え、ほっと一安心というところであります。
新規設定のファンドが、初期の運用でベンチマークとずれてしまうのは、よくあることです。
たとえば、たわらノーロード先進国株式も、最初は、プラスに上振れしてましたね。(たわらノーロード先進国株式 第1期 運用報告書) これも、「設定当初マザーファンド非保有であったこと(運用報告書から引用)」という、新規設定時特有と思われる理由でした。
今後に期待
私が、いつもはスルーのファンド設定時の運用ネタを先月取りあげたのは、実は、ちょっと気にしていたことがあったから。それは、このファンドが「つみたてNISA」の対象ファンドであることです。
一般的に、初心者が投資信託を選択する時の説明で言われているのが、
- 純資産総額が増加傾向にあること
- 運用実績があること。
です。
インデックスファンドとは言えど、新規設定ファンドもつみたてNISAの対象にして良かったのか? 一部の運用会社さんがそうしているように、既存のファンドの信託報酬を顧客本位の観点から値下げしてつみたてNISAに投入していくのが筋ではないか?
そんな、取り越し苦労をしていたわけであります。
もちろん、多くの運用会社が、チャレンジャブルな信託報酬のファンドを新規設定してくれたおかげで、いきなり価格競争が始まって、インデックスファンドの信託報酬の水準が一気に下がったわけです。「私の20年弱の歳月を返せ!」と言いたくなるほどに(笑)。この点は、かなり、大きく、とっても評価しています。というか、単純にうれしいです。
その一翼を担う「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」には、ぜひ、がんばって欲しい。
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