リスク許容度が変わるとき
株価が急騰したりすると、急に不安になって、緊急リバランスをしたくなるときがあります。そんなとき、私が、自己チェックしている項目がひとつあります。
それは、「自分のリスク許容度が、いつのまにか低下しているのではないか?」という点です。今回のエントリーでは、自身のリスク許容度(=リスク資産の割合)が低下しているかもしれないパターンをいくつか考えてみます。
その1 いつの間にか年齢が上がっていたケース
人間というのは、いつの間にか歳を取っているものです。
一般論ですが、アラサーよりアラフォー、アラフォーよりアラフィフの方が、リスク許容度が低いです。自分自身の将来価値=これから稼げる金額が、減っていることなどが要因と考えられます。そんなときは、
リスク資産の割合 = 100 ー 年齢
という例の式を、一つのガイドラインとして、チェックしてみてはいかがでしょうか。
その2 いつの間にか運用資産の絶対額が大きくなっていたケース
バイアンドホールド型投資は、いつの間にか運用額が大きくなっていることがあります。(というか、それを励みにしているわけです)
私が感じているのは、運用資産額というのは、その人にとって、ある転換点を持っているのではないか、ということです。あるところまで行ったら、満腹感があるのです。それを超えると、もう、「おなかいっぱい」となってしまっているのです。その満腹感のある金額というのも、個人の価値観によって違いますし、こちらの方も、年齢が上がるにつれて、減っていくような特性があるようも思えます。
リスク許容度を下げるとき
もし、今、株価が、急激に上がったことで、急に不安になって、リバランスしなければ、と思った人は、ひょっとしたら、知らない間に、自分のリスク許容度が下がっているかもしれませんね。
ちなみに、私は、アーリーリタイアで、金融資産全体としてのリスク許容度は、すでに大きく低下しています。必要となる生活防衛資金が、急激に大きくなったためです。今は、この低下した全体としてのリスク許容度を、年金受給開始に向けて、徐々にあげていっています。なので、リスク許容度を下げると言うより、どう適度なスピードで上げていくかが課題だったりします。
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