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2017年11月 9日 (木)

リスク許容度が変わるとき

株価が急騰したりすると、急に不安になって、緊急リバランスをしたくなるときがあります。そんなとき、私が、自己チェックしている項目がひとつあります。

それは、「自分のリスク許容度が、いつのまにか低下しているのではないか?」という点です。今回のエントリーでは、自身のリスク許容度(=リスク資産の割合)が低下しているかもしれないパターンをいくつか考えてみます。

その1 いつの間にか年齢が上がっていたケース

人間というのは、いつの間にか歳を取っているものです。

一般論ですが、アラサーよりアラフォー、アラフォーよりアラフィフの方が、リスク許容度が低いです。自分自身の将来価値=これから稼げる金額が、減っていることなどが要因と考えられます。そんなときは、

リスク資産の割合 = 100 ー 年齢

という例の式を、一つのガイドラインとして、チェックしてみてはいかがでしょうか。

その2 いつの間にか運用資産の絶対額が大きくなっていたケース

バイアンドホールド型投資は、いつの間にか運用額が大きくなっていることがあります。(というか、それを励みにしているわけです)

私が感じているのは、運用資産額というのは、その人にとって、ある転換点を持っているのではないか、ということです。あるところまで行ったら、満腹感があるのです。それを超えると、もう、「おなかいっぱい」となってしまっているのです。その満腹感のある金額というのも、個人の価値観によって違いますし、こちらの方も、年齢が上がるにつれて、減っていくような特性があるようも思えます。

リスク許容度を下げるとき

もし、今、株価が、急激に上がったことで、急に不安になって、リバランスしなければ、と思った人は、ひょっとしたら、知らない間に、自分のリスク許容度が下がっているかもしれませんね。

ちなみに、私は、アーリーリタイアで、金融資産全体としてのリスク許容度は、すでに大きく低下しています。必要となる生活防衛資金が、急激に大きくなったためです。今は、この低下した全体としてのリスク許容度を、年金受給開始に向けて、徐々にあげていっています。なので、リスク許容度を下げると言うより、どう適度なスピードで上げていくかが課題だったりします。

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