危機は、あさっての方向からやってくる
最近、急上昇中の株価。十分正当性がある、という説明も見かけます。
「日本株のPERは16倍程度で、決して高いとは言えない」「今の株価の上昇は、30年前とは経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)が違う」、などです。全くもって、その通りだと思います。しかし、だからといって、油断はできません。私としては、以下の二つのことは肝に銘じています。
その1 危機は、あさっての方向からやって来ることがある
危機は、時に思いもしないところからやってきます。
こういう場合、いくら株式市場が健全だとしても、関係ありません。突如、全然関係ないところで大きなショックが起きて、株式市場もとばっちりを食らいます。
その2 リスクを取ってなくても「とばっちり」は受ける
危機は、リスクを取っていない人のところにも襲ってきます。この辺が、世の中の理不尽なところです。
たとえば、みなさま、ご存じのように、危機は、直接リスクを取っていなかった善良な?労働者のところにもやってきます。そんな構造改革の人事手法のおかげで私はアーリーリタイアできたわけで、個人的には悪いとは言い切れませんが、一般的には、うれしい話ではありません。
どうせ、世の中、危ないのなら
私の結論は、こうです。
リスクを取っても取らなくても危ないのだから、適度なリスクテイクをしていた方がまし。
リスクを取っていれば、一時的には負けても、逆襲するチャンスもできますからね。リスクの取り過ぎはいけませんが、あまりに安全指向でもいけないと私は考えます。
というわけで、
備えあれば憂い無し。リスク取らねばリターン無し。
リスク許容度に注意しながらも、しっかり、資産運用していきたいですね。
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