楽天・全世界株式インデックス・ファンドの最初の月次報告にびっくりの巻
ムスコのつみたてNISAファンドの最有力候補のひとつである「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」。月次報告が出ています。
気になるベンチマーク乖離
さて、このファンドで気になっていたのが、実質コスト、すなわち、ファンドの構造上から生じることが懸念されるベンチマークとの乖離です。
月次報告には、1ヶ月のファンドの騰落率が出ています。
- ファンド +1.4%(基準価額から計算して、正確には、+1.37%と思われる。)
- インデックス +2.2%
なんと、1ヶ月で、ー0.8%!
にわかには信じがたい数値です。
単純に12倍すると、1年で9.6%もアンダーすることになってしまいますからね。ファンド設定時、特有の数値なんでしょうか。月次報告には、インデックスを下回った要因が書かれていません。次回の月次報告を待ちたいと思います。
ムスコのつみたてNISAに対する採用は様子見
出たばかりのファンドであること。海外のETFを組み込むという、少々、アクロバティカルな匂いもするFOF型の投信であること。やっぱり、ってこと?
この点がはっきりするまで、当面、ムスコのつみたてNISAの対象としては、様子見です。
今後の運用に注目
楽天バンガードは、新しいチャレンジです。その点は大きく評価したい。しかし、なんと言っても、コストと品質は、バンガード・ブランドの価値の根幹です。そこが揺らげば目も当てられません。
今後も、ウォッチしていきたいと思います。
コメント
あれこれ考えずに、20万円以上の買付ができるようになったら、
直接本体ETFを買う。それを続けるだけ。
給与収入がある人は、年二回のボーナス時に購入するだけ。
投資信託は、残念ながら指数連動の面と永続性で10年、20年と
保持できそうなものがないですね。10年前のものはもちろん、
5年前、3年前のおすすめでさえ、合理的に考えると
乗り換えざるを得ないですね。
株式部分は、VTかVTI(VOO)の配分だけ、ご自由に考えて
ひたすら買い付けるのみです。
ある程度積みあがれば、的確な配当金が入ります。
投資信託が数千万円単位に積み上がっても、口数を減らして売却しないと
何も得ることがありません。どれだけ売るかを考えるのは
結構しんどいと思います。基準価格が気になって、売却額も
売却日も気になることでしょう。出口は投資信託の方が面倒になります。
購入法や購入銘柄、購入時期などをあれこれ考えるよりも、
将来、懐に適切な金額が入る方が楽ですね。
ちなみに、投信の定期売却は、その時点での適切な企業配当を反映しません。
配当が少ないときは、設備投資や研究開発にお金をかけて勝負しているなと
分かるし、生きた経済が見えます。
投稿: | 2017年11月18日 (土) 18時24分
?様
コメントありがとうございます。
わかりにくかったかもしれませんが、このエントリーは、つみたてNISAかつ資産形成期での選択を主眼にしています。海外ETFは、つみたてNISAでは、残念ながら選べないんですよね。
投稿: NightWalker | 2017年11月18日 (土) 19時19分