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2017年11月14日 (火)

つみたてNISAの商品を選ぶとき考えておきたいこと

つみたてNISAでの商品選びでポイントとなるのが、信託報酬です。インデックスファンドが主体なので、他に比べようがなく、ここが最大の比較対象になりますが、ぜひ、考えておきたいことがあります。

将来の信託報酬を占う

それは、ずばり、将来の信託報酬率。

将来、さらに信託報酬の業界水準が下がったとき、自分の選んだファンドは、それに追従してくれるのか?、お茶を濁して、別のファンドを設定したりしないのか?という点です。今の信託報酬率は、過去の日本に比べると、びっくりするほど安いですが、米国水準からすれば、まだ、高いのです。まだ、下げる余地はあります。

私は、旧STAMシリーズに正直、裏切られました。その反省から、当たるも八卦、当たらぬも八卦ではありますが、この点は、ある程度、占っておきたいと考えます。

既に販売している商品の信託報酬率を下げて対応してきた会社さんの商品を選びたい

さて、そんな中、モーニングスターさんの記事です。

三菱UFJ国際投信は、eMaxis Slimシリーズではなく、つみたてNISA用に「つみたてんとうシリーズ」というのを新たに設定し、地銀さんなどのチャネルに拡販しています。ここで出てくるのが、なんで、わざわざ、新しいのを作ったのか?という点。

そのヒントが、上記記事にはありました。引用しますと、

「つみたてシリーズ」は、

    (中略) 

「eMAXIS Slim」シリーズと異なり、業界最安値を標榜しているものではない。

とあります。

この一文を読むに、将来の信託報酬競争には追従してくれなさそうな感じ満載です。

感じ方はいろいろだと思います。

ただ、最近、ムスコのためのつみたてNISA商品の選定を色々考えている私としては、「つみたてNISA用に新たに商品を設定した会社」ではなく、いたずらに商品を増やすことなく「既に販売している商品の信託報酬率を下げて対応してきた会社さん」の商品を選びたいな、と考えている今日この頃です。

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コメント

地銀などへの教育まで含んだパッケージ商品なんですね。
これにより良心的な金融機関が増えるとすれば良い事だと思いますがどうなるでしょうか。

最安値追従宣言については、良い面と悪い面があり、なかなか難しいところです。
無限に値下げする投信は販売チャネルが増えないという問題もありますから痛し痒しといったところですね

投稿: | 2017年11月14日 (火) 07時38分

?様
コメントありがとうございます。
良心を求めるなら、金融機関が教育するんでは、そもそもダメというご意見も山崎元さんあたりから聞こえてきそうです(笑)。そういえば、最安値追従宣言は、運用会社の思惑を超えて、歯止めになりませんでしたね。

投稿: NightWalker | 2017年11月14日 (火) 10時10分

STAMシリーズ、一番最初に?信託報酬を下げて話題になりましたが、それ以降はサッパリですねえ。
つみたてNISA、長い付き合いになるだろうから、大事なところですね。

投稿: はーぶ | 2017年11月15日 (水) 22時34分

はーぷ様
 コメントありがとうございます。
 さっぱりです。STAMの担当者がいなくなったせいもあったのでは?って話が、twitter上で出てました。

投稿: NightWalker | 2017年11月16日 (木) 01時37分

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