アーリーリタイアとライフスタイル
アーリーリタイアして、やはり変わったことがあります。それは、ライフスタイル。
アーリーリタイアすると同時にライフスタイルは変わった
アーリーリタイアすると、お金の出費には、気を遣うようになります。収入が減る、ないしは、なくなるから、節約しなければいけないという意識が少なからず生じました。
生じましたが、何もしないのに、お金の消費量は、大幅に減りました。
それはライフスタイルが変わったからです。
私の場合、次の3点が、消費量に影響を与えました。
(1)出歩く量が減った。
(2)子育てが、ほぼ終了した。
(3)アーリーリタイアと同時に、ローンを完済し、保険もなくなった。
ライフスタイルが先か、節約が先か
ここで、生じる疑問が、「ライフスタイルが先か、節約が先か」です。
私自身の今の考えは、
ライフスタイルが先
というものです。
たとえば、「節約しよう→ライフスタイルを見直そう→ミニマリストだ」みたいな流れの論理もあるとは思うんですが、私は、「モノを持たない暮らしが好き → あれ?節約できちゃった」というような考えに共感します。
最近、長年、英国式ライフスタイルを紹介する雑誌を出版され、多数の著作のある井形慶子さんの本を読んでました。
この本を読んで、大いに共感、その意を強く持つに至りました。
井形さんは、中流老後を実現するために、英国式ライフスタイルを推奨しているわけではありません。英国式ライフスタイルがステキだから、推奨していて、その結果、貯金がそんなになくても、中流老後を送ることができるという道もあるんですよ、といろいろな実例を通じて、提案しているんですね。
「とにかく、今のつらい生活から逃げたい」というモティベーションは、アーリーリタイアする上で、とても強力なのですが、その先の「こんな暮らしがしてみたい」というモティベーションも大切です。
それこそが、自分自身にとって、本来あるべきライフスタイル。
私のようにアーリーリタイアしなくても、普通に勤め上げるサラリーマンだって同じです。「定年後、リタイア後、何をするか?」という、私にとっては楽しそうな空想の答えを見つけられない方も多いです。
人生にとっての永遠の悩みのひとつなのでありました。
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