資産活用型のポートフォリオを考える
アーリーリタイア後のポートフォリオにおける私の課題は、資産形成型から、資産活用型へ変えていくことです。
本当はこんなファンドが欲しい
ホントはこんなファンドが欲しいと思っています。
- 分配に着眼するが、タコ足配当ではないこと
- 低信託報酬率であること(年0.2%程度)
- 世界分散していること
ないんですよね、こういうの。本来シニア層に売るべきは、毎月分配型投信ではなく、こういうファンドなんだと私は思うんですが、、、、ない。
運用会社は、自信を持って売れる、つまり、「自分もシニアになったら買いたい」と思えるファンドを作って欲しいなあ。それが、高信託報酬率の毎月分配型ファンドではないことだけは、想像が付きます。(ひょっとすると、好んで買う愛社精神に満ち溢れた人もいるかもしれませんが。)
検討中のポートフォリオ
無いものねだりをしても仕方がないので、これを機に、ポートフォリオを資産形成型から資産活用型に変えてしまおうと目論んでいます。
アイデアレベルですが、箇条書きすると
大方針
- ポートフォリオ全体のリスクは大きく変えない。
- 10年くらいかけて(=年金受給開始までに)ポートフォリオを変革
内容
- 外国債券を再度組み込む。(東証ETFから適当に選ぶ)
- ウェルズリーインカムファンドの枠は、J-REIT(ETF)にする。
- 日本株は、高配当株式+TOPIXのETF投資を継続(現状、ほぼ完成)
- 外国株は、配当込み指数のファンドを取り崩す。(現状と同じ)
こんな感じです。上3つは、配当性の向上を考えた施策。外国株については、高配当の良いソリューションが見当たらないので、高配当化計画は、いまのところ「あきらめ」です。
資産形成期に欠点であったETFの配当が、資産活用世代の私には、メリットではないかと考えています。NISA分は、配当課税はないですしね。
余談
私は、資産活用型へのポートフォリオ変更を、なかば趣味で実施するところもあります。
一般的には、資産形成型のポートフォリオ(=配当を出さないファンドの集合体)を少しずつ取り崩すことが、合理的な解のひとつだと思います。
コメント
「原点回帰」
Nightwalkerさんの昔はどうだったのか?と思い昔のポートフォリを覗いてみました。
2007年8月5日の記事から
日本株式 20.5%
日本債券19.5%
外国株式27.5%
外国債券14.3%
その他 18.5%
理想のポートフォリオだと思いました。高配当を意識したETFを活用して
定期的にタコ足でない配当金を貰いながら、「株が上がれば債券へ」
「株が下がれば債券から株へ 」様子を見ながらリバランスを行い、
余生を楽しむ。良いと思います。
投稿: オークX32 | 2017年10月18日 (水) 12時19分
オークX32様
原点回帰すると、このブログ以前。日本株100%になっちゃいますから(笑)。昔のポートフォリオと言うことであれば、2009/1くらいに近い考え方です。ただ中身は、だいぶ異なります。私にとってはあくまで進化形です。
投稿: NightWalker | 2017年10月18日 (水) 22時17分
初めまして、積立NISAの開始と1581・1582の上場廃止であわてて情報収集に励んでいる者です。
リタイヤ済・50代半ば?・国内株式はTOPIXと高配当ETFで構成・65歳までの安全資産を確保済み、と共通要素が多いので、ありがたく参考にさせてもらっています。
ご参考までに見解をお聞きしたいのですが、外国株式でETFを使わないのは単に適当な高配当ETFがないからですか。
1581と1582の上場廃止でえらいめにあっている最中なので、外国株式ETF(1550と1557)はすべて投信に変えようかとけっこう真剣に考えています。1550は日本の会社なのであまり変なことはしないと思いますが、設定口数が増えない現状を考えると疑心暗鬼になってしまいます。
今でも、販売会社経費がない分、総コスト率は0.23%と十分優秀なだけに手放すのは惜しいのですが・・・
1581をはじめとしたJDR形式をブラックロックがやめた背景を考えると1557もあぶないのかな・・・
投稿: X.H. | 2017年11月10日 (金) 18時32分
X.H.様
コメントありがとうございます。
私は、先進国株式クラスについては、米国株式の2重課税と基準価額との乖離の話がすっきりしないので、ETFとは距離を置いています。ETFから投信への買い換えコスト(譲渡益税等々)を考えると悩ましいですね。
JDRの行く末については、なんとも申し上げようがありません。
投稿: NightWalker | 2017年11月11日 (土) 09時38分
知らない人に思いっきり愚痴を聞かせてしまって申し訳ありませんでした。
私がリスク資産のETF化をした4年前にはこんなに低コストのインデックスファンドが出てくるとは想像もしていませんでした。
決算時に確実に分配してくれる投信もそのうち出る、あるいは、国税が税収欲しさに指導してそうなるかもしれませんね。
投稿: X.H. | 2017年11月11日 (土) 10時10分