つみたてNISAとリバランス
最初に、基本的なことを整理してみたいと思います。
カンチュンドさんが当ブログのエントリーを取りあげてくださったのですが、私が「ライトな投資」と呼んだ投資法は、大きく3つの要素からできています。
<ご参考エントリー>
その1 世界分散投資
ローコストのインデックスファンドを1〜2本買えば実現できます。
その2 長期投資
基本的な考え方は、トレーディングではなく、バイアンドホールド。
そもそも、資産形成の目的がリタイア資金だったりするので、長期投資しかない、という身もふたもない理由もあります。
その3 リバランス(リスク・コントロール)
「バランスファンドを買っておけばリバランスなんて必要ない」・・・わけではありません。
リバランスを分解すると、二つの要素があります。
(1)リスク資産の中でのリバランス
(2)全金融資産におけるリスク資産と無リスク資産のリバランス
バランスファンドは、(1)は、自動調整されるのですが、(2)はできません。そして、(2)の方が、はるかに重要なのです。
つみたてNISAでもリバランスは必要
つみたてNISAは、「ライトな投資」上記のうち、「世界分散投資」「長期投資」の2つは、割とイージーに実現することができる非常に優れたパッケージとなりました。
しかし、リバランスに関してだけは、売るとNISA枠終了という問題が残りますし、そもそも、全資産で考える話なので、つみたてNISAだけで考える性質のものでもありません。
ただ、リスク資産が小さいうちは、(2)のリバランスでのリスク資産の売却が必要になることは、あまりないと想定されます。
資産がある程度育った時までには、「リバランスって何?」という状態から、脱却できれば、十分なのかもしれません。
コメント
意見の分かれるところですね。
現役世代の場合、普段の生活に十分な収入があれば、リスク資産の割合がどれだけ増えたとしても問題ないということもできます。
ただしリタイア後に関しては収入が激減しますので、その時こそ(2)が重要になってくるのではないかと思います。
所有する株の配当だけで莫大な金額になるような人は別ですが・・・普通の人は元本をとり崩さずに生活することは現実的に難しいでしょう
投稿: | 2017年10月17日 (火) 03時04分
?様
コメントありがとうございます。返信が遅れてすみませんm(__)m
>「普段の生活に十分な収入があれば」
全く、そのとおりで、ここのレベル感が難しいところです。その人の消費のパターンによりますね。
投稿: NightWalker | 2017年11月21日 (火) 10時15分