セミリタイア生活 3年目にして気付くアーリーリタイアの効用
10/1 セミリタイア生活に突入して、丸2年。3年目に突入しました。
3年目の感想
あっという間というのが、率直なところです。
この間、長く感じたのは、再修行(再就職)していた約9ヶ月間かなあ。うーむ、私にとっての仕事というのはそういうものだったのだったのかも(^^;)。
何をしていいかわからない
先日、50代のみなさんによる、とある集まりがあったのですが、10人程度の集まりで私を除く全員が、
「65歳 定年制にならないかな」
「できれば、70歳まで働く」
と、おっしゃるのです。私としては、びっくり。「労働意欲のあるシニア層が多いニッポンは、安泰だなあ」と思う反面、こんなことをポツリと漏らす方もいらっしゃいました。
「実は、お金の心配はしていない。準備してある。」
「しかし、定年後、何をしていいかわからない」
仕事に埋没していると、その時代が終わったとき、次に何をするのか、ということを考える余裕を失いがちです。特に、50を超えてサラリーマン人生を走ってくると、「もう、すこし」という思いも出て来たりして、なおさら、考えが及ばない面があるのかもしれません。
第二のモラトリアム
しかし、「何をしていいかわからない」という問題自体は、よくある話です。たとえば、社会人になる前の「自分探し」。いわゆるモラトリアム時代です。
それと同じで、「サラリーマン終了後」が近付いてきたら(もちろん、その、ずっと前でもいいですが)、その時代にもう一度戻ったつもりで、考えてみるのもいいのかもしれません。
いわば、シニアのための第二のモラトリアム。
そう考えてみると、アーリーリタイアとは、私にとって、第二の学生時代みたいなものです。自習型なので、授業料は、ほぼ無料。
研究課題は、年金受給世代に何をするか? オカネはないけど、研究期間だけは、たっぷりあります。
私が、今、現在、妙に楽しいのは、そのせいかもしれません。
コメント
10月から3年目、僕と全く同じなんですね。
リタイア同期ですね。
リタイアして何をしていいかわからない、という人が結構いますね。
その思考自体がリタイア向きではないというか、なんでも好きなことをしたらいいだけだし、なんなら何もしなくてもいいのです。
そういう自由というものが怖いのでしょうかね。
投稿: 招き猫の右手 | 2017年10月 5日 (木) 21時06分
招き猫の右手様
コメントありがとうございます。
>自由というものが怖い
やはり、 自由=ふしだら、みたいな倫理感って言うのが、一般には刷り込まれているんでしょうね。そのせいで、本来持っているはずの自由に生きる能力を多くの人が失っているような気がします。
日本が、長年、経済が低迷している要因の一つでもあります。新しいことやリスクのあることができなくなっているんです。
投稿: NightWalker | 2017年10月 6日 (金) 02時11分