『楽天・バンガード・ファンド』の創設を発表!
バンガードさんと、楽天投信投資顧問さんから、いよいよ、発表がありました。
楽天・バンガード・ファンド
高度な分散投資を効率的に実現するバンガードETF への投資を 通じ、長期国際分散投資を通じた資産形成に資すること、また国内投資信託として良質なインデックス 投資の成果を低コストでお届けすることを目的としております。
例によって箇条書きで短くまとめると、
- バンガードのETFへ投資する『楽天・バンガード・ファンド』を販売開始。
- 第一弾は、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」、「楽天・ 全米株式インデックス・ファンド」の 2 ファンド。
- 更なるラインナップの拡充を企画予定。
- つみたて NISA 制度を 強く意識。
第一弾と言うことで、後続ファンドもありそうです。
つみたてNISAを意識しているというところから、つみたてNISAで可能な指数のファンドが想定されますね。エマージング株式(VWO(経費率0.14%)) あたりかな?もうひとつ考えられるのは、複数のETFを組み合わせた、全世界株+全世界債券型のファンド。もし出ると、セゾンバンガードグローバルバランスファンドは、大きな打撃を受けます。
今後の動向を注視したいと思います。
ご参考。カンチュンドさんのエントリーです。
第一弾のファンドは?
それぞれ、バンガードのETFに投資するファンドで、それぞれ、VT(経費率0.11%)、VTI(経費率0.04%) に投資します。
- 「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」 愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)(信託報酬 0,23%(税抜))
- 「楽天・全米株式インデックス・ファンド」愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)(信託報酬 0.16%(税抜))
信託報酬は、バンガードの経費率(エクスペンス・レシオ)+楽天投信投資顧問さんの取り分(0.12% (税抜))です。バンガードさんは、びっくりするほど安いですが、楽天さんもがんばっていて2社を合わせても、かなり低い水準の信託報酬です。
今後、トラッキングエラーがどの程度になるかは、気になるところです。
そして、気になる販売会社は?
- 楽天証券(9/29〜)
- マネックス証券(9/29〜)
- SBI証券(10/20〜) !
SBI証券さんでも買えます! やった!
さて、我が家は、どうしよう?
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」
ムスコのつみたてNISAの第一候補です。
実質コスト含むトラッキングエラーは気になりますが、これ一本で、コアのリスク資産は、オーケーでしょう。
いやはや、良い時代になりました。
余談
11年前の拙ブログのエントリーです。(ひふみ投信の前身の「鞍馬天狗」のことが書いてあるのはご愛敬としてご笑読ください)
当時の私は、バンガードの完全上陸を願っていました。違うかたちですが、とうとう、実現しました。願ってみるもんです。
そんな私が、最初にバンガードを知ったのは、マネックス証券さんのおかげでした。ウェルズリーインカムファンドは、私の最も長く保有しているファンドです。
マネックスさんは、バンガードのファンドを口座管理料が0.6%かかるものの国内に輸入販売したのです。20年近く前の話です。画期的だったと思います。
今回のスキームは、マネックス証券さんのバンガードファンド販売のそれと重なります。イメージとしては、0.6%の口座管理料が、0.1%になったっていう感じ。
極めて個人的にですが、なんでマネックス・バンガード・ファンドじゃなかったのか?、と忸怩たる想いを勝手に感じています。
コメント
楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)が信託報酬0.23%(税抜)になると、セゾン バンガード・グローバルバランス・ファンドの信託報酬0.68%(税込)を下回るということになりますか。
投稿: hetarou | 2017年10月17日 (火) 21時01分
hetarou様
コメントありがとうございます。
楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)を使うまでもなく、低コストのインデックスファンドをバラ買いして、同等のポートフォリオを組めば、セゾンバンガードより信託報酬が低くできます。
ただ、エントリーにも書きましたが、もし、一本で、同等のポートフォリオを組んだ商品が出てくると、セゾンは苦戦すると思います。
投稿: NightWalker | 2017年10月18日 (水) 12時07分