庶民も株式投資をするのが普通の時代
東証マネ部さんの記事に、「有価証券への投資は資産形成のために必要ないと思う理由」が書いてありました。出所は、金融庁 平成27年度金融レポート。
最大の問題は「そもそも興味がない」こと
これによりますと、「有価証券への投資は資産形成のために必要ないと思う理由」は、
- 1位(60%) そもそも興味がない
- 2位(34%) 損をするリスクがあり怖い
- 3位(29%) 知識がなく役立てられない
- 4位(21%) ギャンブルみたいなものだから
- 5位(13%) 将来のことは予測できないから
東証マネ部さんの記事では、株式投資は「ギャンブルみたいなもの」にフォーカスし、投機的ではない投資方法、長期投資におけるコストの重要性を指摘されています。
ただ、これを見る限り、最大の課題は、「そもそも興味がない」というところにあります。ここが、最大の問題で、興味がない→知らない→怖いというイメージしか持てない、となってしまうわけです。
なんで興味がないのか?
私自身の人格形成期を振り返って、ちょっと踏み込んで書くとするなら、それは、資本主義の害毒ばかりを脳みそに刷り込まれているから。日本は、「資本主義の恩恵を思いっきり受けている国」なのに、です。
- 資本主義とは、株式投資 なのに 株式投資はギャンブルで悪いこと
- 資本主義とは、競争主義 なのに 競争するのは格差を生むから悪いこと
もう、ほとんど、呪いのように潜在意識の中に残っています。この種の呪縛をかけているのが、なんなのか?その根源を絶つ必要があるようにも思われます。
庶民も株式投資をするのが普通の時代
しかし、この呪縛は、自分で簡単に解けます。お金を稼ぐようになったら、
- DCやNISAなどで長期投資に向いたローコストファンドの積立投資をする。
たったこれだけ。
人間は、美徳にあふれきってはいないので、自分のお金がかかっていることで、あまりよろしくない投資方法に対する自衛も含めて、真剣に考えることができます。
今や、株式投資は、オトナの常識。表面上の会話では、お金の話はしないので、気が付かない人も多いですが、知らない間に「やってない方がおかしい時代」になってきているのです。
やたら、老後の心配をする人には、「ファンドの積み立てしてないの?」と聞いてみましょう。本当に心配すべきは、遠い未来のことではなく、「今」株式投資をしていないことなんです。
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