アーリーリタイアとお金の使い方
良くある質問に、「アーリーリタイアしてから、お金の使い方は変わりましたか?」というのがあります。
この質問には、大きく二つの意味が含まれます。
Q1.支出は減ったか?
キャッシュフローは、大幅に改善しました。
- 住宅ローン(セミリタイアと同時に完済)
- 仕事をしていると出ていきがちなお金が激減
- 保険、通信費などの固定費
保険は、掛け捨て、会社の格安団体生命保険に入ってたのですが、退職と同時に自動終了。別途やってた終身保険も払い済みにしました。スマホは、格安SIMに変更。
ただ、これらは、結果論だったり、それまで、サボってたことをやったというだけなのかもしれません。また、「サラリーマンとして仕事をしていることと、なんとなくリンクしていた出費」が意外と多かったということにも、リタイアして気付かされました。
余談ですが、セミリタイアすると、普通の電話、ほとんど、しなくなるんですよねー。ネットサービスの利用と緊急連絡先の確保のためだけに携帯電話番号を持っている感じです。家族や友人との連絡は、LINEとかFBメッセージですむし。
Q2.生活品質がどうなったか?
→変わらない。
変わらないんです。
切り詰めなければいけないのであれば、アーリーリタイアしても面白くない、というのはあります。
ただ、もう一つ要因があって、お金を使うと言うことが、投資になっていた部分もあったと言うこと。そのおかげで、生活品質にギャップ感を持たなくてもすんでいるのです。
たとえば、持ち家も、ローン完済の今は、
- 帰属家賃を生み出す資産
- 親と同居しているので、在宅介護が可能(地域包括支援センターと連携した在宅介護の方が、はるかに安上がり)
などのメリットを持っていることがわかりました。
私の場合、過去、音楽系のもろもろをいろいろ買っちゃってたんですけど、今や、一生使えそうな遊び道具という資産になりました。
「お金を貯める投資」と「お金を使う投資」
現役時代に無駄遣いかも、と思っていた出費も、今にして活きているのです。いや、そう、思いたい。
当ブログは、リタイア後に備えた「お金を貯める投資」にフォーカスしていますが、
- 生活インフラ(たとえば、住居)
- 生きがいインフラ(たとえば、コミュニティへの参加)
といった「お金を使う投資」も大切だったんですね。
コメント