インフレ耐性のある資産作り
前々回のエントリーで、「ぬるすぎて風邪をひく状態」という表現を使いましたが、無リスク資産だけで風邪をひくというのは、言いすぎじゃないの?、と思われた方もいらっしゃったかもしれません。
ぬるすぎて風邪をひく状態って?
それは、「インフレ」という風邪。
私は、庶民にとってのインフレって、実は、2つあるんじゃないかと感じています。
- 値上がりするインフレ
- 値上がりしてないけど、実質インフレ
値上がりしてないけど、実質インフレっていうのは、たとえば、ペットボトル一本の値段は変わらないけど、容量が減ってる、みたいな、ステルス型。
いずれにせよ、無リスク資産は、インフレには弱いのです。インフレ分を差し引いた実質のリターンが大切なんですね。
インフレ耐性のある資産作り
プロのみなさんの話だと、我が国は、デフレから脱却できていない。ということになってます。
政府統計(こちら)で、消費者物価指数をみると2016年平均で、"99.1"(2015年を"100"とした指数)となっており、たしかに、そうなのか〜、とも思います。
でも、見方を変えてみると、たとえば、直近の「底」である、2012年は、"96.2”でした。仮にここを"100"とすると、2016年は、"103.8”です。今後、どう、動いていくかは、さっぱりわかりません。
特に、私のようにアーリーリタイアしたものにとっては、騒々しいインフレも怖いですが、静かなインフレにも注意が必要です。
過去は、高度成長期には「高金利の預金」、低成長時代には「デフレ」に、高齢者の生活は支えられてきました。しかし、そういうリスクを取らなくても大丈夫な時代は、私の時代には、終わっちゃうんだろうなー。
ということで、リスク許容度と相談しながら、リスク資産を持ち続ける私なのでした。
コメント
かってに新たな定義作ったらいけないよ
過去に遡って計算していいなら、デフレなんかないよ
100年前は100分の1だから
投稿: deefe | 2017年8月31日 (木) 07時58分
deefe様
コメントありがとうございます。
deefeさんのおっしゃるように、比較する期間で見え方が変わりますね。
投稿: NightWalker | 2017年8月31日 (木) 09時37分
「異次元金融緩和のツケが心配」
動かしようのない人口動態(少子高齢化)。
増え続ける社会保障費。
改善されないプライマリーバランス。
積み上がった1000兆円を超える国債残高。
日銀の保有国債残高400兆円超える。
緩やかなインフレ(好ましい)はかなり難しい?
突然の急激なインフレ(好ましくない)起こってもおかしくない?
投稿: オークX32 | 2017年8月31日 (木) 10時22分
オークX32 様
コメントありがとうございます。
どこかで堰を切ったようになるのかもしれませんね。
投稿: NightWalker | 2017年9月 3日 (日) 02時52分