私がセミリタイア後もリスク資産を取り崩さない理由は、割と単純
インデックス投資ナイトで、私はセミリタイア後、リスク資産を取り崩していないという話をしましたが、その理由は簡単です。
私がリスク資産を取り崩していない理由
私の資産形成の最終目的が、年金受給開始時、余裕資金作りにあったためです。早い話、
今、使っちゃったら、肝心の老後にリスク資産がなくなっちゃう
じゃないですか。なので、取ってあるのです。
- 今まで、資産形成してきたリスク資産は、そのまま老後の余裕資金としてほったらかし運用。
- 年金支給開始までは、現預金を取り崩して生活する。
これが、超シンプルな私のアーリーリタイア資金計画のアウトラインです。
使いながら貯める
これまでの運用期間中、老後の余裕資金以上の部分は、必要なときに使う、と言う考え方でやってきました。(ご参考エントリー:貯めながら使う)
これまでの人生、必要なとき(あるいは、そこを見込んで)、現金化して、使ってきたので、子育て終了の今、残っているリスク資産は、「老後の余裕資金だけ」になっちゃったんですね。
資産形成は、どう貯めるか、どう運用するか、に視点が行きがちですが、どう使いどう残すかこそが、人生レベルで見たときの資産運用のキモでした。それが、老後の助走ステージにいる私の実感です。
そして、これは、人生、走りながら考えるしかありません。それこそ、楽観力とか鈍感力で。だって、人生どうなるかわからないですからね。
そんなこんなで、一般的には悩みがちなリスク資産の取り崩し計画も、超シンプルになるにいたりました。
余談
親を見ていて、感じた(感じている)のは、お金は、「使えるときに使うもの」ということです。
前期高齢者でもそうですし、後期高齢者ともなれば、お金を使う力も運用する力も衰えてしまいます。私の父は、前期高齢者になる直前に脳卒中で倒れ、歩けはするものの要介護状態。後期高齢者になる前に他界しました。
人間は死ぬまでしか生きられない。健康なうちじゃないとお金もうまく使えない。
私のお金の使い方に対する考え方は、こんなところから来ている人生観でもあります。
でも、親の世代は、老後資金の100%が現預金でしたが、私は、せめて半分はリスク資産にしようと思ったんですね。
コメント
同感です。わたしは現在 66歳。年金を貰う生活で、毎年少しずつ預貯金から補填となっておりますが、基本的には現金預金を使っています。
リスク資産は長期的に増やしてゆくものだから、わざわざ利益に対する 20%の税金を払ってまで今すぐ換金しなくても今は現金消費でいいだろうと判断してる次第です。現金資金が年間生活資金のどれくらいになったらリスク資産を取り崩してゆくか、これから少しずつ考えながら過ごしてゆく積りです。
投稿: やました | 2017年7月13日 (木) 17時13分
やました様
コメントありがとうございます。
>どれくらいになったらリスク資産を取り崩してゆくか、これから少しずつ考えながら
考えている間に、リスク資産は、突然、半分くらいに減ることがあります。
ここをどう考えるかが、最大のポイントと私は思います。
投稿: NightWalker | 2017年7月13日 (木) 18時13分
アドバイスありがとうございます。
言われて考えてみたら、昨年増えすぎた 確定拠出年金の株式インデックス分をいくらか定期預金へ振り替えてました(笑)
401Kだと運用益への所得課税がないので、わざわざ安全資産へ変更するのはにもったいないみたいですが、想定以上に増えてるのと、あと4年で運用が終了となるので、値下がりのリスク予防のためでした。色々な考え方があると思いますが、それは自己責任でやるしかないですね。
投稿: やました | 2017年7月14日 (金) 09時34分