暴落したら,やろうと思っていること
最近、なにやら、暴落の予兆めいた話も出てきています。いわゆる「靴磨きの少年が株価の話題を言い出したら」という古典的兆候だったり,地政学的な話だったり。
これらの予兆なるものは、錯覚と区別が付きませんし、ある程度の確信を持って言えるのは、せいぜい「いつかは来る。それは、何十年も先かもしれないし、明日かもしれない。」ぐらいではあるにせよ、いずれ、クラッシュは、やってきます。
いつもは、ここで、リスク許容度の話をするのですが、今回は、趣向を変えて、暴落前の話ではなく、暴落してからの話です。
私が確実にやるであろうことは、2つあります。
その1 リバランスのために、ドルコストを再開する。
アーリーリタイアして、収入がなくなったため、その甘美な響きから遠ざかっていた「ドルコスト」。これを再開して、凹んだリスク資産の復旧に向けたリバランスをしようと考えています。これは、今なら、キャッシュポジションがあるから、現役時代であれば、貯蓄余力があるからこそできることです。ここが、その人が持つリスクに耐える力の源泉です。
株価の底値はわからず、再上昇するにしても、それなりの時間がかかることが多いです。ドルコストは、一般的には資産形成のツールですが、リバランスという局面でも、私の古き良き友達です。
その2 高いコストの投信を売り飛ばす。
時代は、超ローコストファンド。含み益が小さくなった、そのときこそ、高めの信託報酬のインデックスファンドは、売り飛ばして、よりローコストなファンドにスイッチングしてやろうと考えています。
やったら、気分爽快だろうなあ。「待ってろよー」という感じです。
注意事項
長期投資家というのは、暴落を楽しみにしているのではないかという気すらすることがあります。そんな人が、「そろそろ危ないかも」と言うこと自体が、危ないかもしれませんので、その点は、ご注意ください。
でも、そういえば、私も、うっかり、しっかり、書いていました。
これからも、リスクコントロールについては、ことあるごとに書く予定です。
コメント
暴落したら、優待系が欲しいです。小さな楽しみをたくさん作りたい。
投稿: たんちん | 2017年7月30日 (日) 16時13分
たんちん様
コメントありがとうございます。
おお、目指せ 桐谷さん!
投稿: NightWalker | 2017年7月30日 (日) 17時38分
全く同感です。でも暴落待ちの人が多いほど、暴落は遠のくのでは・・・。
「押し目待ちに押し目なし。」
投稿: ほのぼの | 2017年7月30日 (日) 19時16分
ほのぼの様
コメントありがとうございます。
格言は、どっちに、転んでも大丈夫なように、うまくできてますね〜。
投稿: NightWalker | 2017年7月30日 (日) 19時59分
お世話様です
>含み益が小さくなった、そのときこそ、高めの信託報酬のインデックスファンドは、売り飛ばして・・・
とありますが、せっかく利益出てる投信なのでしたら、利益得ずに利益が減った時に売却するのは、どのような意図があるのでしょうか?
利益確定すると約20%税金とられて所得に対する課税が発生するのも理解できますが、利益ゼロにしてでも売却すると何らかのメリットがあるのでしょうか?
投稿: きしやん | 2017年8月 1日 (火) 06時24分
きしやん様
コメントありがとうございます。
これは、スイッチングのお話しで、まったく同じ指数に連動する、高コストのインデックスファンドから、低コストのファンドへ買い換える話です。
投稿: NightWalker | 2017年8月 2日 (水) 00時30分
NightWalker さん、返信ありがとうございます!
1点理解が追いついていない箇所がありまして、含み益が「小さくなった」時にスイッチングを実施する意図を御教授いただけませんか?
投稿: きしやん | 2017年8月 2日 (水) 06時25分
きしやん様
切り換えコストとしてかかる譲渡益税を小さくするためですよ〜。
投稿: NightWalker | 2017年8月 2日 (水) 09時14分