我が家にとって、毎月分配型投信の一番、困ったところは何だったか?
モーニングスターさんです。
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さて、毎月分配型投信の問題については、当ブログでも否定的な立場を取ってきました。その観点は、「コスト」、「税金」、「タコ足配当」、という、困ったちゃん三兄弟。
直接、話がリンクしているわけではないのですが、上記の記事を読みながら、ふと、思ったことがあります。我が家にとって一番困ったことは、そういうことではなかったなー、ということです。
我が家にとって、一番、困ったところは何だったかというと、それは、
私の母が、訪問販売員から、いつの間にかグロソブを買っていたこと
です。(追記:10年以上前の話です。)
私の母は、それまでの人生で、投資なんかしたことはありません。
もちろん、訪問セールスの方も、説明責任は果たしていたのだと思いますが、もちろん、母は、その商品性について、全く理解していませんでした。(私も、セールスマンとは違う観点で、母に説明を試みましたが、同じく理解してもらうのは、不可能でした。)
「毎月分配型の終りの始まり」的な、昨今の空気を見ていて、思うのですが、金融庁殿が、ぶち壊そうとしているのは、毎月分配型投信という個別商品ではなく、それに象徴される「投資を知らない人に対するセールスの姿勢」です。
変な商品を開発しない、売りつけない、それこそが、フィデューシャリー・デューティの本質だとあらためて思うのです。
そして、我々自身の自衛も必要です。みなさんも、ぜひ、身近な人のサポートをさりげなくしてあげてくださいね。
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コメント
私もまさに先日、母親から相談がありパンフの商品の中身を見たところ、やはりボッタクリ系商品でした、しかも意外と複雑で理解できそうもないような商品内容。
銀行の姿勢には本当に呆れますね。
投稿: 招き猫の右手 | 2017年7月21日 (金) 23時03分
招き猫の右手 様
コメントありがとうございました。危ないところでしたねー。
顧客から依頼があった場合を除き、訪問による対面販売行為は、フィデューシャリー上、NGにすべきではないか、とすら、私は、思います。未来の後期高齢者である私のためにも。
投稿: NightWalker | 2017年7月21日 (金) 23時09分