アーリーリタイアのタイミングと企業年金
大江英樹さんの記事です。日経、マネー研究所さん。この視点でブログを書こうと思ってたら、タイミング良くアップされていました。
企業年金って何?
大江さんが書いて下さったように、
退職金は企業年金のことです。退職するときに一度にまとめてお金を受け取ればそれが退職金、何年にも分けて受け取れば企業年金です。
まさにこの通りでした。言い換えるなら、企業年金とは、退職金あるいはその一部です。
おさらいすると、退職金=企業年金とは、
- 企業は、賃金を全額、その月々、支払わずに、内部に留保する。
- その内部留保した未払い賃金は、当然、非課税。
- 退職時にまとめてもらうときにも、退職金控除により、その分はまるまる非課税。
というシステムです。
確定拠出年金制度とよく似ています。
というか、確定拠出年金自体が、企業年金を持っていない会社や自営業者のための「自分退職金制度」「自分企業年金」という性格を持っているのです。
アーリーリタイアのタイミングと企業年金
なんで、こんなことを書いておこうと思ったかというと、先日の金融庁の説明会の時の雑談タイムに、そんな立ち話をしたからです。
- サラリーマンがアーリーリタイアする上で、企業年金は重要。
- 制度によっては、年齢的に良いタイミングというのが存在する。
- 会社によって違う。よく、総務に聞いてみよう。
企業年金は、受給資格に年齢制限があったりしますので、その辺が、ポイント。
早期退職の予定がない人も知っておいて損はありません。
企業年金はアーリーリタイア後の大切な「売上」のひとつ
アーリーリタイアする前は、一生分の金を貯めて、フロリダに移住して、欧州に別荘を持って、地中海でクルーザーを乗り回し、執事を雇って優雅に暮らす・・・とまでは、いかなくても、「アーリーリタイア=少しずつお金を取り崩して、残りの人生を生きて行くこと」ぐらいに考えていました。
しかし、現実として、アーリーリタイア生活が進むにつれ、すぐに、ちょっと違うと思うようになりました。
私は、極めて収入の少ない自由業として自立したのです。(ご参考エントリー:アーリーリタイアを相談されたら?)
これは、収支上の結果としては同じことですが、意識としては大いに違います。
よく、公的年金は不安だ、ましてや、企業年金は、もっと不安だ、とする考え方を聞きます。一理あります。しかし、その分、さらに資金を上積みする必要があり、さらにアーリーリタイアは遠のきます。
私の場合は、企業年金を、その自由業稼業の貴重な売上のひとつと考えてます。その上で、その「売上」に対するリスクを自由業の経営者として判断しているというイメージなのでした。
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