米国株だけで良いのかについての私の考え
最近、米国株オンリーの投資が、この界隈で、ちょっと話題になっているようです。フクリさんのエントリーがトリガーです。
米国株オンリー投資に対する私の考え
私の考えは次の二つに集約されます。
- 米国株オンリーもあり。
- でも、私はそうしない。
です。
米国株オンリーでも大丈夫かな、と思う理由は、
- 米国株オンリーといっても、最低限、日本円キャッシュ+米国株式(+それを通じたドル)+日本での仕事という分散はしている。
- 米国企業は、世界の時価総額の50%以上を占める圧倒的強さ。
- 米国企業の収益構造はグローバル化している。(これは、日本株含めて、他の国の株も似たような状況にある)
- 米国が、世界市場のルールブックみたいなもの。米国が負けそうになったらルールを変えるぐらい平気でやりかねない。
とまあ、米国=世界経済といって良いほど強いです。
私が世界分散投資にこだわる理由
私自身も、日本株と米国株だけで良いじゃないか?と考えたことはあります。しかし、私がそうせず、世界分散投資にこだわる理由は、私が超長期とか長期を指向していることと関係があります。
それはひと言で言うとこんな理由です。
大英帝国も衰退した。
今をときめく米国も、建国わずか240年。19世紀の頃の米国は、新興国でした。
こんな時代です↓
その頃は、大英帝国が、植民地支配を通じて、世界経済をリードしていました。現代の米国が、多国籍企業(グローバル企業)を通じて、世界経済を席巻している構図とも重なります。
そして、大英帝国は衰退していきました。
米国は、GDPでは、世界の25%くらいなのに(参考サイト:世界経済のネタ帳さん)、株式の時価総額では、現在、50%を超える比率をキープしています。このアンバランスが、かつて植民地支配が無くなっていったように、世界を支配するグローバル企業のルールが変わり、遠い将来、是正されるかもしれない。
そんなことを考えたりしています。こういうの好きなのです。
投資を継続出来るかが大切
「でも(ダメな国も含まれる)分散投資じゃ儲かんないじゃん」
というご意見が出てくるのは、至極まっとうです。
「でも、それでいいんじゃないの?」
というのが、私の考え方。分散投資というのは、「儲ける投資」というより、「継続しやすい投資」。
仕事も投資も辞めるのは一瞬ですが、私の人生や投資は一生続きます。継続は力なり。米国株オンリーにせよ、世界分散にせよ、自分が継続しやすいかどうかが、一番大切なのかもしれませんね。
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