アーリーリタイア後、いまさら始めてみたこと、について
アーリーリタイア後、いまさら、始めてみたことがあります。
いまさらゲーム生活
それが、ネットゲーム。っていうか、グランブルー・ファンタジー。
私が、最後にやったテレビゲーム(→死語)は、プレステ版のファイナルファンタジータクティクスですから、なんと20年ぶり。なぜ、「いまさら感」満載で始めたかというと、「ヒマだったから」とか、「ゲームがやりたかった」と言うより、かなり時勢に遅れたマーケット調査の感覚です。
ムスコたちがやたらとやっていて、これって、いったいなんなんだろう?という好奇心。
いつの間にか、やらなくなっていた
私、かつては、それなりにゲームをやっていたんですが、20年前を境に、ぴたっとやらなくなったんですよね。
ちょうど、アラサーも終わりを告げようとしていた時期(当時は、アラサーなんて言い方はありませんでしたが)。コドモが生まれ、家を建てて同居生活が始まり、仕事も責任が増え、と人生お決まりの「働き盛りシーズン到来」のころです。
なんだか、ゲームをやると疲れるようになったのです。
それからも、しばらく経って、再度、ゲームをやってみたのですが、やっぱり、ちっとも面白くないのです。
ゲームですらストレス
他にも、それまで、楽しかったことで、急に楽しくなくなったことが、いくつかあります。
アラフォー差し掛かった頃からのゲーム、そして、アラフィフに差し掛かった頃からの仕事関係の飲み歩き、などです。
それぞれ、私のストレス解消手段でした。しかし、あるとき突然、ストレス解消の手段が、ストレス源になってしまったのです。
サラリーマンを辞めると治る病気とかかる病気?
ところが、冒頭で書いたように、20年ぶりにゲームを始めて見たら、楽しいんですよ。最初は、いまどきのゲームってなんなんだろう、という好奇心で始めただけだったのに。ムスコたちも、びっくりです。(ムスコが、私の師匠です)
これって、いったい、なんなんでしょうね。サラリーマン生活の終盤の私が、実は鬱状態という病気だったのか、はたまた、アーリーリタイア=自由業という今が、ある種の躁状態という病気なのか。
ときどき、今の仕事がいやで、毎日、ゲームをしたいから、アーリーリタイアしたいという、声をお聴きすることがあります。しかし、ひょっとしたら、仕事を辞めたとたん、それまで、のめり込んでいたゲームが、逆に、ちっとも楽しくなくなってしまうかもしれません。
大昔に読んだ、手塚治虫先生の漫画家入門だったかの本に、「もし、本当に漫画を書くのが好きなら、漫画家にはならない方がいい」という名言がありました。「好き」と「苦行」は、表裏一体なのです。
アーリーリタイアに向いた人
もしも、アーリーリタイアに向いた人の資質なるものがあるとしたら、「過去にとらわれず」、「フットワーク軽く」、「思いもしなかったことが楽しくなり」、「いくつになっても新しいことについ手を出してしまう」、そんなところにあるのかもしれません。
「人生、出たとこ勝負」
これを楽しめるかどうか、なんですよね。
ちなみに、私、決まり切ったことより、「出たとこ勝負」が大好きです。そして、これからも新しいことへの出会いは、大切にしていきたいと、あらためて思うのです。
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