ファンドを選ぶときの基本についてあらためて整理してみる。
モーニングスターさんです。
資金流入が続くファンドは少ない
積立NISAでも、条件になっている資金流入。モーニングスターさんの調べによると、ETF含む国内籍ののファンドで、5年以上、資金流入があったファンドは、0本だそうです。
モーニングスター 「雨にも負けず、風にも負けず…資金流入が続く“実力”ファンドに迫る」より引用
ファンドの供給側の問題なのかもしれません。
しかし、ファンドを選ぶ側の問題もあります。ここは、ちゃんと見ておきたいですね。
ファンドを選ぶ時の着眼点
初心者の方の場合、運用報告書を見て、どこを見れば良いか、わからないと言う方も多いと思います。とにかく、運用報告書には、いっぱい字や表が書いてありますからね。
以下、私が、よく見るところをご参考に書いておきます。
その1 コスト
個人的には、アクティブファンドであれば、信託報酬1.0%未満、インデックスファンドであれば、日本株・先進国株で、0.3%未満、新興国株式で、0.7%未満くらいでしょうか。
これだと、条件が厳しすぎて、ほとんどのファンドが、絞り込みからはずれてしまうかもしれません。しかし、今は,このくらいの水準だと思います。
その2 純資産総額推移
ここが、上記の記事で取り上げられた資金流入と関係があります。純資産総額が増えているかどうかをみましょう。純資産が減っているファンドは、黄信号と言われています。
純資産総額の推移と資金流入は、必ずしも一致しませんが、こちらの方が、すぐ見ることができるので わかりやすいのです。
その3 投資先
インデックスファンドの場合は、何の指数か?MSCIかFTSEか?配当込み指数か?といった観点。あとは、外国に投資するインデックスファンドであれば、国の比率などを後学のために見ておくといいと思います。
アクティブファンドであれば、上位20%くらい(100銘柄に投資していたら20銘柄くらい)の銘柄。投資先が、投資方針と一致していると思えるか?前期と比べて変化した銘柄は?などでしょうか。
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以上、いわゆる常識を書いてみました。
しかし、この常識、簡単なんですけど、私も投資を始めた頃は、よくわかってなかったんですよね。初心者のみなさんも、「人のうわさ」だけでなく、ぜひ、自分が買っているファンドの運用報告書を読んでみましょう。
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