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2017年5月23日 (火)

積立投資を始めたとたんに暴落してしまったら?

これから、積立投資を始めようかなと思い立った方の永遠の心配ごと。その一つが、株価が堅調な今、投資を始めるべきなのか?です。

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長期投資に出遅れなし

いつ投資を始めるべきか?これに対する私の答えは、「長期投資に出遅れなし」。

ご参考エントリー

小さな先例

妻がセゾン投信の積立を始めてから、かれこれ10年経ちました。積立を始めたのは、2007年の夏頃ですから、積立はじめて、すぐにサブプライムショックがあり、さらに1年後、リーマンショックがあり、いきなり、ショッキングなタイミングでした。

しかし、結果としては、安く買い仕込むことができ、これまでのところは、貯金するより、ましだったのは、みなさま,お察しの通りです。

下落は待っていると来ない。

リーマンショックでの成功体験に味をしめた、と言うわけでもないとは思うのですが、リスク資産がリスク資産であるゆえんであるボラティリティ(価格変動)をうまく利用してやろうと人は考え、「暴落が来ないかなー」という不埒な感情が往々にして芽生えがちです。安くなったら買おう、と、つい人間は思っちゃうんですよね。

しかし、天災は忘れた頃にやってくる、そして、暴落も忘れたころにやってくる、のであります。

安くなったら買える時期というのは、10年、20年ぐらいで見れば、そのうちやってくるに違いありませんが、もし、変に読んでしまうと、待ちぼうけ状態です。しかし、油断すると来ます。

そして、今が、待ちぼうけなのか、油断しているときなのかは、わからないのです。

暴落時にこわいのは、リアル経済の悪化

橘玲さんの資産形成の方程式があります。

 資産形成 = (収入ー支出) + (資産×運用効率)

多くの人が、暴落時に心配するのは、運用効率です。しかし、バブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショック、と3つの大きな暴落をサラリーマン人生の中で経験してきた私が感じているのは、

 心配すべきは、収入の項だった。

ということです。

株価が急落すると、経済は悪化し、職を失ってしまったり、給料が下がってしまったりします。もっと言ってしまうと、低迷する人と、逆に成功する人に二極分化します。暴落を契機に経済構造が変革してしまうからです。

暴落は、やっぱり、たいへんなことなのです。あんまり、待ちたくありません。

リアル経済の悪化に備えるための資産形成

リアル経済が悪化したときに、支えになるのが、自分自身を含む資産です。

経済の成長を享受しつつも暴落に耐えられる資産作り。

サラリーマン生活をちょっと早めに卒業した今も、この考えは変わりません。

いざというときの支えであるからこそ、資産運用で最も重要なのは、1にリスク管理、2にコスト、なのです。

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