時間を使う能力
アーリーリタイア後、気が付いたことの一つが、時間に対する感性の違いです。
ヒマと感じる人と感じない人
それは、
(1)空いた時間があっという間と感じる人
(2)空いた時間をヒマと感じる人
「楽しい時間が、あっという間に過ぎ、苦しい時間が、長く感じる」・・・のは、当たり前なので、論外です。何もない空いた時間の話です。
私は、明らかに(1)で、それが普通かと思っていたのですが、一般的には、そうじゃないということに、遅ればせながら、気が付きました。
リタイア後、同じくセミリタイアして、半ば後悔したり、結局、再就職したと言う人のありがたいお話しをこんこんと聞くたびに、それは、確信へと変わって行ったのでした。
これだけ、時間を使うためのツールに満ち溢れた現代においてですら、そうなのですから、これは、もう、遺伝子レベルの問題です。
私には空いた時間がない
私の場合はどうかというと、そもそも、「空いた時間がない」のです。いや,時間はあるはずなんですよ、でも、空いていないんです。
- 何かやることを、瞬間的に思いついてなんかやっている。
- 何かやろうと計画的にやること自体が苦痛で、計画しても違うことを始めている。
- 基本アドリブ。
- 命令されるのが嫌い。
よく、こんなんで、サラリーマンを30年以上続けられたものだと思います。まあ、いい会社に出会えたんだなあ、ラッキーだったなあ、と、今にしてつくづく思います。
自由って、けっこう、ふしだらな状態
自由って、けっこう、ふしだらな状態です。
本格リタイアしたらやろうと思っていたことは、何一つやっていません。やったのは、FP試験を受けることぐらいですが、受験勉強しませんでした・・・・・ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
まあ、よく言えば、空想力とか創造力の話かもしれません。創造は、計画的にではなく、瞬間的に生まれます。
アーリーリタイアする場合、この時間に対する感性が、判断ポイントになるのかも。
もう少し、リタイア生活のコマが進んだら、この仮説がどういうことだったのかわかる気もしますし、人間の個性の問題であれば、生涯、説明不可能のようにも思えます。
ちなみに、時間をもてあましたと言って、返す刀で私にこんこんとお話しされる人たちへの、目下の対応は「母の介護で大変なんですよ」でした。
母よ、言い訳に使ってごめん。不肖の息子をお許しください。
(注) 母が、目を離しづらい状況であるのは本当です。
コメント
介護ご苦労様です。私も94歳の親がおり、今まで元気でしたがだんだん認知の気配が濃厚になり・・・・です。
私は空いた時間は「何しよう・・・」と悩む部類に属し、田舎暮らしとの二居住生活を続けていますが、9年目にして週3日のバイトをはじめています。
投稿: 非不惑ジイサン | 2017年4月10日 (月) 18時45分
非不惑ジイサン様
コメントありがとうございます。
94歳までお元気とはうらやましいです。認知症は、進行を遅らせる薬があって、最近使い始めました。
9年ぶりに仕事をされるとは、それは逆にすごいです。
投稿: NightWalker | 2017年4月10日 (月) 18時58分