急落に備える7箇条
じっとガマンのバイアンドホールド。たまには、私の考える心得の条を書いてみたいと思います。
その1 分散投資をする
これは、大前提です。分散投資なくしてバイアンドホールドはあり得ません。
その2 積立投資をする
サラリーマンの資産形成の基本にして極意。それが積立投資(ドルコスト)。相場の危機が来ても、安く買えてラッキーと思えます。
その3 キャッシュポジションを持つ
キャッシュポジションを持っておきましょう。別に、下がったら、チャンスとばかり買えというわけではありません。分散投資によるリスクコントロールの一環です。
その4 少額にする
生活防衛資金含む全資産に占めるリスク資産の割合を見ましょう。 「いけるかな?」と思う割合の腹八分目、いや、いっそのこと半分くらいが、長続きの秘訣です。
その5 配当に着眼する
これは、資産形成期というより、資産活用期にある人の場合です。今、ここで売っちゃったら、配当金が減ると考えましょう。そうすれば、むしろ買い増ししたくなるはずです。しかし、焦って買い増すのも愚行とされます。
その6 ゴールはずっと先と知る
ゴールは、少なく見積もっても「定年まで」、あるいは「年金受給開始まで」、長く見れば「死ぬまで」。達観すると「子孫が途絶えるまで」。資産形成期にあるみなさんであれば、まだまだ先です。
その7 忘れる
極意中の極意です。修行が必要にも思えますが、達人は、忘れるなといっても忘れます。(ご参考エントリー)
以上、短く書いてみました。
これらに共通するのは、ある種の見切りです。「お金持ちになりたい」「儲けてみよう」そんな気持ちが、逆にお金を遠ざけるのです。
世の中は、いつも危機探しに夢中ですが、本当の危機は、メディアが「危機が来る」と騒ぎ、論者が「国家、国民は危機感が足らない」と怒るときではなく、ある日突然、あさっての方向からやってくるんですよね。
どんと構えるしかありません。
コメント
マスコミや専門家の皆さんが急落と騒ぎたてるのが商売です。そんな無責任な人たちに惑わされないよう、急落に備え心構えを自分の頭で整理しておくのはいいことですよね。
私はひねくれ者なのでそろそろ急落しないかと楽しみにしています。
投稿: 酔いどれ投資家 | 2017年4月29日 (土) 09時58分
酔いどれ投資家 様
コメントありがとうございます。
>そんな無責任な人たちに惑わされないよう
おお、するどいっ。この稿を書くに至った動機はそこでした。
>そろそろ急落しないかと楽しみ
これまた、するどいです。そうなんです。そう考える自分もいます。
私としては、急落したら、少しずつ買い増す、で行こうと決めてます。
投稿: NightWalker | 2017年4月29日 (土) 10時12分
その6 ゴールはずっと先と知る
ゴールは、少なく見積もっても「定年まで」、あるいは「年金受給開始まで」、長く見れば「死ぬまで」。達観すると「子孫が途絶えるまで」・・・・。
私にとって「定年まで」と「年金受給開始まで」は過ぎてしましましたが、
(もちろん定年後から年金受給開始までにお金が不足した時にはバランスファンドや個別株を売却し生活を楽しみましたが・・・)、
日々の暮らしから介護の大変さを聞くたびに、介護リスク(老人病院への入院や有料老人ホームへの入居等)の一部に運用資金が充当されるかもしれませんね。
しかし、このために資金を運用すると考えるのは楽しくありませんね。
投稿: 非不惑ジイサン | 2017年4月29日 (土) 12時29分
非不惑ジイサン様
コメントありがとうございます。
介護費用は、人によって、大幅な差が出てくるので、たいへん難しいですよね。
私は、基本は、在宅介護、いざとなったら、家を担保に有料老人ホーム、と考えており、介護費用は、運用資産の中にはあんまり組み込んでいません。
家を遺産として残して欲しいのか、手間いらずが良いのか、子どもたちの選択でもあります。
投稿: NightWalker | 2017年4月29日 (土) 12時57分
こんにちは、売ってしまうと配当が翌年から入らなくなってしまいますから。売る理由がなんだっけか?と考えるとないんですよね。
とはいえ、4月はミサイルが飛んだとか物騒なじきでしたね。
投稿: 矢向 | 2017年5月 3日 (水) 22時27分
矢向様
コメントありがとうございます。
インデックス投資家は、配当(分配)=税金=悪、と考えて、実際、配当しないタイプのファンドしか持ってないケースも多く、ピンとこないかもしれませんが、配当は、大事ですよね。
それにしても、真のフェイク・ニュースが何なのか、わかりづらい世の中ですが、今に始まったことではない、と言われればそんな気もします。
投稿: NightWalker | 2017年5月 3日 (水) 23時25分