リスク許容度の折り合いの付け方について考える。
さて、前回の続きです。リスク許容度。
「リスク許容度を考えて投資しなさい」とは、よく言われることですが、いったい、どうやって決めたらいいのでしょうか? どなたでも使える方法は、存在しません。以下は、私の中での「折り合いのつけ方」の整理です。
大前提 生活防衛資金から余裕資金を割り出す
これは、リスク資産が何%ぐらいが適切かと最初に考える前に、生活防衛資金として、現預金でいくら持っているべきか、ということを先に分析しないといけません。。
全金融資産 ー 生活防衛資金 = 余裕資金
さらに この余裕資金の何パーセントをリスク資産とするのか?ということになります。
ちなみに、私は、現役時代は、数ヶ月分の生活費でしたが、今は、年金がもらえるまでのつなぎ資金分となってます。いざ、アーリーリタイヤしてわかったのは、無収入状態では、収入が期待できる状態に比べて、生活防衛資金が大きくなるという、当たり前の事実。結果、資産全体で考えるとリスク許容度が、がくんと低くなりました。
その1 年齢で決める
20代は株式70〜80%→30代は株式60〜70%→ ・・・・
というように年齢が上がるとともにリスク許容度が下がっていくという考え方です。歳を取ると残り時間が少なくなること、将来の収入の期待値が下がることが、リスク許容度低下の要因と思われます。
「100−年齢」=リスク資産の割合、とか、ターゲット・イヤー・ファンドもこの考え方に基づいています。
ただ、人間のリスク許容度は、一概に年齢では決まらないのではないか?と私は感じています。
その2 下落のショック度から決める
リスク資産は、突然下落することがあります。
リスク資産のシグマ(標準偏差)が25%位と考えるなら、2シグマ、早い話、資産が半分になる金額を考えて、耐えられそうな金額が自分のリスク許容度の目安と考えてみます。
たとえば、500万円の資産が、ある日、250万円になって耐えられるかと考えて、耐えられそうもなければ、リスク資産の比率を下げていくわけです。
その3 えいっと決める
独自の「感性」でえいやっと決めちゃうやり方です。たとえば、私が勝手に唱えている「一生カウチポテト仮説」。
これは、生活防衛資金を除く、全金融資産(短期で使うお金も、長期資金も一緒にした全部)で考えた場合、一生、リスク資産半分でいいんじゃないか?とするアバウトな考え方です。
個人的なある種の願望にもとづく「仮説」です。あくまで、「仮説」。自分で一生かけて実験中です。
以上、3つほど整理してみましたが、こればっかりは、ひとそれぞれ、十人十色なのであります。
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コメント
68.5歳のシニア世代です。」
リスク許容度を相対的に考えると、まず、生活防衛資金をどの程度に考えるかが問題になりますね。シニアリスクまで考慮すると生活防衛資金はすでに不足してしまいます。
そこで、シニアリスクを度外視して、まず「えいっ」と生活防衛資金を山崎元氏の360の原則にのっとりと決める。
次に、全金融資産からこの生活防衛資金を差引し余裕資金算出する。
そしてその余裕資金の50%をリスク資産に充当する。
結果、そのリスク資産の割合が全金融資産の20%未満になっていれば可とする・・・と、ナイトウォーカーさんのブログを読んで結論づけていますが??
投稿: 非不惑ジイサン | 2017年3月22日 (水) 09時27分
非不惑ジイサン様
コメントありがとうございます。
私のイメージする方向性としてはそんな感じかなあと考えておりますが、実際の割合については、あくまで、私自身の人生観とか生活レベル感とかがない混ざった思考の産物です。
ですので、結局、「十人十色」としか言いようがないのが、この問題の本質ではないでしょうか。
もし、貴ハンドルネームの通り、非不惑ジイサン様がお悩みでしたら、一度、プロのFPさんに相談された方が良いのかもしれません。「十人十色」の部分を一緒に考えてくださるはずです。
投稿: NightWalker | 2017年3月22日 (水) 11時03分