投資とは自立
カンブリア宮殿でレオスの藤野さんが出てました。見損ねた人は、テレビ東京のサイトでどうぞ。(2月23日(木)まで配信予定となっています。)
投資とは自立
番組の最後が印象的です。
私の大嫌いな言葉で「失われた10年」「失われた20年」という言葉がある。なんで「失った」と言わないんだ。受動態で言っている。自分だけは関係ないっていう。「失われた」と言うのは、誰か、政治家なのか、官僚なのか、アメリカなのかよくわからないけれど、この10年間 20年間「私以外の誰か」によって成長させられなくなったというような意識がある。要するに自立していない。
投資というのは自立。
大きく共感しました。
「投資をする人」と「しない人」
よく、「アクティブ投資家」と「インデックス投資家」という構図が議論されますが、本当に重要なのは、「投資をする人」と「しない人」。
日本国経済が、ひいては世界経済が、どうして成長しないのか、人のせいにせず、それこそ自己責任として、考えなければなりません。
投資における「自己責任」とは、リスク資産の増減による「損得」だけではなく、リスクを「取る、取らない」による「社会貢献の有無」でもあるのです。
歳を取ってからではそんなにリスクは取れない
ただし、歳を取ってからの投資は、リスク許容度の観点から、若いときから投資をしていた人に比べると小さくしか取れませんし、知識のない状態で投資に向かうのは過大なストレスにつながり、健康上もよろしくありません。
やはり、アラサー、アラフォーの頃から、投資を積み上げていくという方が自然であり、大切なのです。
未来を自ら呪ってはいけない
投資とは、「自立したオトナとして未来を自ら切り開くこと」。そんな風に多くの日本人の投資に対する考え方が変わるには、あと、20年、30年かかるかもしれません。
でも、逆に言えば、20年、30年たったら、変わっちゃうかも、ということでもあります。
そのときも、自己の行動はさておいて不満を言う人は、もちろん、いるでしょう。そういう方を優しく無視してあげるのが、それこそ自立したオトナの立ち位置なのです。(ご参考エントリー:投資をする二つの大切な意味)
<余談>
番組タイトルにあるような儲かった人たちの話を聞いていると、なんというか、酸っぱいモノがこみ上げてきて、いつか見た風景的になっていますが、藤野さんが出てこられて、少し「ほっとした」というのが正直なところでした。
コメント
お久しぶりです。
>番組タイトルにあるような儲かった人たちの話を聞いていると、・・・
>いつか見た風景的になっていますが、・・・
八割、九割、間違いなくバ、ブ、ル...orz。キンキラ金のイヤリング&指輪をしたオバちゃんが意気揚々と登場。投資の「と」の字も知らないオバちゃんギャンブラーが怪しげな証券会社(高木)の営業の口車に乗っかり・・・。いつか来た道以外の何物でもないでしょう~♪因みに今現在、NYダウ、S&P500のPERは、
http://online.wsj.com/mdc/public/page/2_3021-peyield.html?mod=mdc_h_usshl
「うわ~、ヤバいんじゃね?」って感じです。景気の谷から山は平均すると58ヵ月らしい。
http://column.dai-ichi.co.jp/025
今回の景気拡大は2009年6月が始まりってことは、もう直ぐ8年(96ヵ月)!その他、失業率も大底ってことは景気の山?こんなデータもどうぞ。
https://ondemand2.monex.co.jp/cat01/0000767.html
マネックスオンラインセミナー(岡崎良介氏)。米国10年債金利あたりの動きに注意?画面、右上の方に資料を打ち出せるボタンがあります。使えますよ、これ。
ということで、「そろそろバブルの山でしょう!逃げましょう、皆で!」と題したブログ記事なんか如何でしょうか?
ではでは
投稿: Werder Bremen | 2017年2月19日 (日) 16時38分
Werder Bremen 様
お久しぶりです。情報ありがとうございます。
もし、危ない感じを感じさせるために、番組をああいう風に演出したのだとすると、逆に相当な手腕かもしれません。
>「そろそろバブルの山でしょう!逃げましょう、皆で!」
当ブログでは、Werder Bremenさんもご存じの通り、「逃げる」じゃなくて「リバランス」と表現させていただいております。知ってて、こういう言い方をしてくれるのが、Werder Bremenさん、ありがたいな〜。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
投稿: NightWalker | 2017年2月19日 (日) 18時03分