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2017年2月13日 (月)

3つのインデックスファンド

ここに、3つのインデックスファンドが入った「つづら」があります。みなさんだったら、どれを選ぶでしょうか?

3つの「つづら」は、どれも値段がほぼ一緒で、品質もほぼ同等ですが、ちょっとだけ違いがあります。

壱の「つづら」

この「つづら」に入っているファンドは、もし、みなさんがたくさん買って下さったら、値段を安くしますと言っています。これまでもしっかり値下げをしてくれました。

弐の「つづら」

この「つづら」に入っているファンドは、他のファンドが値下げしたら、少し遅れるかもしれませんが、値下げしますと言っています。ただ、よく似た名前でお値段高めの違う「つづら」も売っているのでうっかり買わないように注意が必要です。

参の「つづら」

この「つづら」に入っているファンドは、将来、値段を下げるとも下げないとも言っていません。音無しの構えです。

どの「つづら」が良いのだろう。

さて、どうでしょう?みなさんだったら、どの「つづら」を買いますか?

それぞれの「つづら」に入っているのは、次の3つのファンドのどれかです。

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • たわらノーロード 先進国株式
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

どこに何が入っているかは、すぐにおわかりかと思います。(iFreeが入っていないことに、他意はありません。念のため。)

ちなみに、私は、今のところは、「参のつづら」を保有しています。

問題は、「弐のつづら」。

これ、他が下がらなければ、ずっと下がりません。この「つづら」が勝ち組になっても値段が下がらないのです。だったら、一生懸命下げようとする努力をしてくれる「壱のつづら」を応援した方がいいような?

というか、この状態では、もう、どれも十分安いので、もはや好き嫌いです。言い換えるなら投信会社に対するリスペクトの問題と言ってもいいかもしれません。

商品のコストは誰が決めるか?

世の中、資本主義なので、商品のコストと品質は、長い目で見れば、顧客である我々の選択で決まるはずです。超ローコストファンドの登場の背景に、それはあったと思っています。

「イノベーションのジレンマ」的な話になりますが、携帯電話やスマホの価格競争の果てには、VOIP(LINE電話とか)やMVNO(格安SIMですね)というイノベーションがありました。次にインデックスファンドのコストが下がるのは、こうしたイノベーションかもしれません。あるいは、黒船来襲?

しかし、これは、あくまで、私の考え。

1年後くらい、Fund Of The Yearに何を投票するか悩むころには、ある程度、世の人々の判断の結果がわかると思います。資産総額の推移が楽しみです。

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