稲妻がきらめくとき 2017
名著 敗者のゲームに「稲妻がきらめくときを逃してはならない」というお話しが出てきます。
株価には、大きく上昇するときがあり、そのときを逃すと長期リターンに大きく影響を与えるので、いつでも、身構えておかなければならない。それがいつかはわからないので、バイアンドホールドするしかない。という教えです。
しかし、どうしても気になってしまうのが、いつがきらめくときなのか?ということです。
「きらめくときは今だ」と言うことで、昨年末のトランプ相場で利益確定に走った人も多いようです。
しかし、バイアンドホールダーの目線で見るとこのような行動は、
今、売ってどうする。
とも見えます。
きらめくときは過ぎてしまったのかもしれませんが、過ぎていないかもしれません。うーん、わからない。
「きらめくとき」とは、後になって、「あのときは、きらめいていたなあ」というような、いわば青春の輝き。後になって判れば良いのです。
個別株であれば、今、割安の株があるのかもしれませんが、インデックスファンドの場合、全部、売っちゃうと、一から出直しです。
やはり、バイアンドホールドを旨とする長期投資家には、全部は売らないリバランスしかないのですね。
このことをあらためて肝に銘じ、いつでも初心に返る。そんな 2017年新春でした。
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