投資をする二つの大切な意味
時々、振り返ってみたいことの一つが、「なぜ投資をするのか?」という問いです。私にとっては二つの意味があります。
その1 資産形成の一手段
庶民がリスクを取って投資をすることの意味の第一は、ここにあります。
というエントリーで書いたように、私の場合は、リタイヤ後の余裕資金作りにあります。
今年からは、iDeCoがほぼ全員加入可能という素晴らしい状況にあり、投資もほぼ必須の状況になってきました。
その2 未来への礎(いしずえ)
投資とは、「将来の利益のために、お金を出すこと」です。社会全体として必要なことなのです。
誰かがリスクを取って、お金を出さなければ、将来の利益はありません。そして、その利益は、当然のことながら、お金を出した人のところにも返ってきます。資本主義のいいところは、誰もがお金を出すことができ、個人にもリターンが返ってくることです。
私が、大事だなと思っていることは、この「そもそも投資とは?」という観点です。
投資をする人は偉い!
我が国では、株式投資をする人を悪人であるかのように扱う風潮がいまだありますが、こういう考え方から脱却しない限り、日本経済の発展はありません。今は、戦後の復興期ではないのです。
アクティブ投資家も、インデックス投資家も、株式市場というシステムを通じて、社会に貢献しています。それは、キャピタルゲイン、インカムゲインという形で返ってくると同時に、我々の給料、さらには国の税金へも環流されるのです。
投資家がいなくなれば、経済活動は失速し、「なんで投資をするんだ!」と怒っている人たちも、賃金等々を通じてあおりを受けます。そのときも、そういう人たちは、国が悪い、会社が悪い、と自己責任を放棄しますが、ほおっておきましょう。
てなわけで、投資家は偉いわけですが、強く言いたいのは、
働きながら投資をする人は、さらに偉い!一番偉い!
投資をしない人の代わりに日々働きながらもリスクを取っているみなさんは、大いに尊敬され、感謝されるべき存在なのです。
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