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2016年12月17日 (土)

リタイヤに向けた「居場所」づくりのコツ

日経 マネー研究所 大江英樹さんです。

 


リタイヤに備えた資産形成というのは、実は二つあります。一つは、「金融資産」そしてもう一つが「居場所」、もうすこし大きく言うと「ライフワーク」です。

私自身、ちょっと早めのリタイヤの決断ができた理由のひとつが、自分の居場所を複数、発見できたことにありました。

大江さんの記事にお題を頂戴して、私の経験も踏まえた考えを書いてみます。

その1 まずは自分の棚卸しをする。

 まず、自分が生涯やって行けそうなことは、なんなのか、考えてみましょう。

 これが大事です。自分のやりたいことは何だったのか?自分に向いていることは何だったのか?

 いっそ、少年少女時代の夢の原点へ遡って考えてみてもいいかもしれません。

その2 会社以外の人脈を作る。

会社は、所詮、報酬を得るために集まった人たちの集合であり、ここに何かがあるとするのは、幻想です。やはり、居場所を探すときに役に立つのが、会社以外の人脈。人脈を探すための活動がそのまま居場所になったりもします。

  • 一人飲みの場所を作り、飲み屋の知り合いを増やしてみる。
  • 同窓会的な集まりに参加する。
  • 何かの同好の人たちが集まるコミュニティに参加する。

などです。

これらは、行動あるのみ。待っていてもチャンスはやってきませんし、時折、ふってわいてくるチャンスに対するためらいも禁物です。

参加するコミュニティの特性として、老若男女、いろんな人がいるところをオススメしておきます。自分より若い人との接点になり得るかどうかが大切です。

その3 コミュニティに貢献する

大江さんもお書きになっていますが、何らかのコミュニティに入ったら、何らかの企画のリーダー、つまりは世話役になることも必要です。そうでなくても、何らかの役割が必要です。

失敗もあるでしょう。でも、

 「人間、笑われてなんぼ」

なのです。

コミュニティで、大事なのは、けっして威張らないこと。えらそうにしないこと、つまり笑ってもらえること。というのが私の持論です。

その4 始めるならアラフォーぐらいがいい。

居場所作りというのは、一朝一夕にはできません。試行錯誤もあります。同じテーマのコミュニティでも、それぞれ、体質は異なりますから、すべてが自分に向いた場所であるとは限りません。

やはり、金融資産のポートフォリオ作りと同じで、10年くらいは必要です。これまた、実感。

そういう意味では、定年が見えてきてからではなく、もう少し、リードタイムを取って、行動する必要があるのです。

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