普通のリスク資産比率ってどのくらい?
私は、自分自身の反省も踏まえて、全金融資産で管理せよ、と主張しています。
全資産に占める金融資産の比率です。ことに大切なのは、ごく普通のサラリーマンにとって、ごく普通のリスク資産比率ってどのくらいかということ。
リスク許容度は、ひとそれぞれでありますが、本エントリーではあえて書いてみます。
定期収入のある場合
この場合は、リスク資産比率=50%。
私がかねてから主張している、カウチポテト・ポートフォリオです。
年金収入がある程度ある場合も、こちらだと最近の私は考えています。
定期収入のない場合
この場合は、リスク資産比率=20%。
別な意味でのカウチポテト・・・・かな?
こちらは、やや、微妙です。今まさに自分自身にとって現在進行形で模索しています。おそらく、年金収入が見えてくれば、20% → 50%へと変化していくのではないかと考えています。
以上、ふたつのカウチポテトのお話でした。
みなさんにとっての普通とはどのくらいでしょうか?
コメント
はじめまして、です。
リタイヤして公的年金をもらう年代となり、さてこれからの運用はどうしようかと、こちらや梅屋敷さんなどを読ませていただきながら考えてる世代の人間です。
ずっと続けてきたインデックスをはじめとする積立投資してゆく時期が過ぎて、さてこれからは使ってゆく期間へ移行したところなんですが、そういう時期になった場合の指針って情報が割と少ないもんだなぁと思います。
山崎元さんなどは年収一年分の現金があれば、あとは投資でもいいと言われます。また高齢になると安全資産比率を 50%、いや 60%がいいとかの話もよく聞きます。
そんななかで自分が感じるのは、資産の絶対額で比率は変わって良いのではないかと。あるファイナンシャルプランナーからは老後は 2000万あればいいと聞きました。でも、それだと 50%以上は安全資産におきたいですよね。でも、総額が 5000万円になっていたら、半額の 2500万円を安全資産にしなくても、もう少しリスク比率を上げてもいいと思いますし。いずれにせよ自己責任の世界ではありますが、積立投資の原資がなくなってからの運用方針というのは悩ましいものだなぁと感じてる昨今です。どうも、長文になってしまい失礼致しました。
投稿: 近所 | 2016年12月25日 (日) 10時33分
近所様
コメントありがとうございます。
このエントリーは、あえて「普通」という言い方をしましたが、いうまでもなく、普通というのは個々人にとって存在せず、ご指摘のようにひとそれぞれです。
公的年金受給時点での総額のお話にしても、年金でプラマイゼロの生活をしていて資産はあくまで「いざというとき用」という人と公的年金が少ない、あるいは支出が多いため取り崩すことが主体の人。この辺でも考え方が違ってくるかもしれませんね。
いずれにせよ、積立投資の原資がなくなる=収入がないという状況は、一般的に言って投資力が現役時代よりかなり落ちているというさみしい状況であることを明るく受け止めることも必要かもしれません。これを打破する方法は、「一生働く」だと私は考えます。
2000万円もあれば十分だとするFPさんは、現時点での現実的な(それこそ普通の)資産額を明示されていると感じました。おそらく、こういった個別事情に対する相談役として、有償FPさんが良い役割をしてくれると私は期待しています。
投稿: NightWalker | 2016年12月25日 (日) 11時15分