私の投資人生を振り返って見る(1)
私の30年以上にわたる資産形成の道を振り返って見たいと思います。長編です。
まえがき なんで、こんなエントリーを作ってみたか?
実は、2012年にWindowsからMacに乗り換えたとき、データ移行に失敗し(なんとバックアップしたUSBメモリが電気的に破損。)、それ以前の投資履歴データをなくしてしまっていて、モチベーションが大きく低下していました。
今回、サラリーマン人生と決別することにしたのを機に(ご参考エントリー)、残高だけでもと、かすかな記憶と証券会社のデータをもとに根性で復刻作業をして見たのですが、せっかくなので記録を書いてみようかと思い立ちました。(ただし残高は非公開)。
第1章 社会人〜2000年 投資前夜
この間は、社内預金と自社持ち株会と財形貯蓄が、資産形成のすべてでした。すべて給与天引き、ドルコストです。ドルコストという言葉を初めて知ったのは、入社したときの持ち株会説明資料でした。なんで日本なのにドルなの?と思ったりしたものでした。
ドルコストにこだわる私のドルコスト歴は長く、筋金入りなのです(笑)。
さらに時は流れ、父が倒れたことをきっかけに二世帯住宅を建てて、けっこう大きい金額のローンを抱えてしまったのもこの時期の後半でした。
財形貯蓄は、当然、頭金に消え、残るは、社内預金と持ち株会。
20世紀だなー。
第2章 2000年 新たな旅立ち
ITバブルの2000年1月に、自社株を全部売却しました。ちょうど、制度が解散に追い込まれた社内預金も合わせて、全額、住宅ローンの繰り上げ返済に充てました。今にして思うとこれは効いています。
手持ちの金融資産は、いったん、いまで言う生活防衛資金だけになりました。
40代目前で、まさにアラフォーまっただ中な頃です。ここから、私にとっての第二の資産形成期が始まります。
私が最初にやったことは、勉強ではなく、当時、注目を集めていたネット証券口座の開設でした。見る前に飛ぶタイプです。
このとき開設した口座が、今川三澤屋証券とマネックス証券とフィデリティ証券。あと、さわかみ投信。
いきなり、4つも口座を開設するところが、私のマニアックな探究心旺盛なところですw
第3章 2000〜2005年 試行錯誤の時代
見る前に飛んだ私のいわば修業時代、トピックスをかいつまんでみますと、、、
- 今川三澤屋証券で、個別株とミニ株を始める。
- 他の証券会社では、投資信託を買う。
- フィデリティ証券では、2000年にフィデリティ・日本成長株・ファンドを買う。(今回、調べてみて自分でもびっくり)
- マネックス証券で、2001年 日経225ノーロードオープン(再投資型)を買う。これが記録に残る最初のインデックスファンド。
- マネックス証券で、2002年1月にバンガード ウェルズリーインカムファンドを買う。これが、私の記録に残る最初の外国資産。
- マネックス証券で、2003年には、トヨタアセット・バンガード海外株式ファンドを買う。
- さわかみファンドは、2000年〜2005年で積立停止。
- ソニーバンクで、中央三井外国株式インデックスファンドをこのころ買う。(口座が消滅しており、いつ買い出したか不明)
- いまさらながら、いろいろな投資スタイルの名著を読みあさる。ピーターリンチ、マルキール、、、、
なお、ここに書いた証券会社で、いまも私が使っているのは、マネックス証券だけです。栄枯盛衰です。
ふりかえってみると、アラフォー時代の2章〜3章に「約束の地」へ向かうカギがあったんだなー。
続きます。
コメント
トヨタアセットバンガード、懐かしいですね。私も持っていました。
当時はこれが最安だったわけで、あのころと比べると隔世の感がしますね。
投稿: たわら男爵 | 2016年12月 3日 (土) 02時41分
たわら男爵様
コメントありがとうございます。
トヨタアセットバンガード、中央三井が人気でしたが、次々と移り変わっていきました。ファンドの選択にせよ、持ち家にせよ、そのとき、良いと思ったものを選ぶしかないですよね。
投稿: NightWalker | 2016年12月 3日 (土) 16時13分
バンガード ウェルズリーインカムファンド、気になったので調べてみたのですが、いい商品ですね。私も買おうと思ったのですが、口座管理手数料が四半期ごとに0.6%かかるので、年率にすると3%近くかかってしまいますね。
これだとインカムゲインが吹き飛んでしまいそうなので、どうしようかと思っています。
投稿: sasha | 2016年12月 8日 (木) 20時49分
sasha 様
コメントありがとうございます。
マネックスが取っている口座管理手数料は、年0.6%です。それでも、十分、高いですけどね。
https://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/syohin/tousin/syohnmemo/guest?id=++0001220000
投稿: NightWalker | 2016年12月 8日 (木) 20時53分
口座管理手数料は「平均保有残高に年率0.60%(税抜)の比率を乗じた口座管理手数料が四半期毎に課され」とあります。数学に弱いのですが、これは0.60%×4回ではなく、年間トータルで0.60%ということでしょうか(証券会社に確認すべきことですが)。
他に目論見書によると経費率として0.23%かかるとあります。つまり、トータルコストとして0.648%(税込)+0.23%=0.878%がかかるということですね。
そうすると、バンガードのETFを直接購入したほうがコスト的には圧倒的に安いですが、ウェルズリーインカムファンドのようなETFがないので、悩ましいところです。
投稿: sasha | 2016年12月 9日 (金) 07時18分
sasha様
コメントありがとうございます。
私はそう理解していますが(私の手数料の引落実績が年0.6%相当であるため)、気になるようであれば、マネックス証券に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
このファンドは、アクティブファンドです。にもかかわらず、米国での保有コストである経費率(エクスペンスレシオ)が0.23%というのが、びっくりです。さすがバンガード、アクティブも安い。日本でも直販してくれればいいのにとしつこく思っています。
投稿: NightWalker | 2016年12月 9日 (金) 10時28分
くどく質問して失礼いたしました。
確かに、アクティブなのにもかかわらず、経費率を加えたトータルコストはかなり低いですね。
>日本でも直販してくれればいいのにとしつこく思っています。
同感です。おそらく日本で直販すると”黒船”になってしまうからでしょうね。業界の秩序を守るために自粛しているのではないかと想像します。
投稿: sasha | 2016年12月 9日 (金) 21時07分