たわらノーロード第1期運用報告書
相互リンク先のkenzさんの記事です。たわらノーロードシリーズの第1期運用報告書が出て、みなさまお待ちかねの実質コストがわかりました。
さて、すっかりおなじみになった実質コスト。答えだけであれば、kenzさんのサイトをチェックするのがもっとも合理的ですが、やはり保有しているファンドくらいは、自分で確認してみたいもの。
私自身も10年前は熱中しておりましたが、基本に返って計算してみます。どうやってやるんだったけなあ。(対象は、先進国株式クラスです)
用意するもの
- 最新の運用報告書(こちらにあります)
- 電卓または表計算ソフト
どこを見るのか?
運用報告書のP2です。ここから以下の数値を拾います。
- 信託報酬 18円 0.199%
- 売買委託手数料 0円 0.002%
- 有価証券取引税 1円 0.006%
- その他費用 2円 0.022%
- 合計して21円 0.229%
計算してみる
いつもだったら、これらの合計に書いてある、0.229%が、実質コスト(税込)です。
計算は不要です。(←おいっ)
答えが運用報告書に書いてあるんです。10年前の運用報告書には書いてありませんでしたが、消費者サイド(含むブロガー)が騒いだせいなのか、書かれるようになったのです。。
しかし、今年は、たわらノーロードシリーズに限っては、特殊事情があります。
運用の対象期間が短いのです。今期は、2015年12月18日〜2016年10月12日までと、一年に満たないのですね。
運用報告書を見ると、信託報酬率が、0.199%(税込)になっていますが、たわらノーロード先進国株式の信託報酬率は、0.243%(税込)です。これは、値引きしてくれたんじゃなくて、その分、案分してあるだけなのですね。
0.243% × 299日/365日 = 0.199% となります。
ということは、実質コスト0.229%の方も、年換算にしてあげれば良いことになります。
0.229% × 365日/299日 = 0.280%(税込)
税抜にすると、0.259%です。
実質コストも安いです。
<別解>
もう一つの計算方法としては、信託報酬0.199%が本当は0.243%なのだから、0.229%を単純に案分するだけでも出ます。
0.229% × 0.243%/0.199% = 0.280%(税込)
こっちの方が簡単ですね。
お疲れさまでした。
たわらノーロードかニッセイか?
今年度の結果からすると、トラッキングエラーは小さいか?(ニッセイさん今年はずっこけました) 値下げスキームがあるか?(こちらは、ニッセイさん頑張りました)というのが選択の重要ファクターです。
そんな中、私は、たわらノーロードを選んでいたわけですが、その理由は、なんだったかというと、
脱力感のある愛称だったから
です。
まあ、投資は力を抜いてやった方がいいだろうという、これまた脱力感溢れる理由です。
そのくらい、レベルの高い戦いで、差が小さくなってきていると言うことです。良い時代になりました。
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