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2016年11月28日 (月)

投資診断で注意しなければいけない言葉

投資診断というのがいっぱいありますが、注意しなければいけないこともあります。

 

投資診断のプロセスはこんな感じではないでしょうか?

(1)いくつかの質問をされる。

(2)「あなたに適しているポートフォリオはこちらです。」

(3)「あなたのポートフォリオは偏っていますね。」

(4)「こういう商品をオススメします」

(5)「誰から(どこから)買うかが大事です。」「良い業者(証券会社)を紹介します。」

注意しなければいけないのは、もちろん、(3)以降。

特に「(あなたは)偏っていますね」という言葉が大変危険です。

今現在「偏っている」かどうかは、客観的な数値との比較、それに基づくあなた自身の判断が重要です。

  • 「あなたは、経済が成長すると思っているでしょう?であれば、現在のあなたは、預貯金に偏りすぎている。もっと株式を買うべきだ。」
  • 「あなたは、将来円安になると思っているでしょう?であれば、現在のあなたは、国内資産に偏りすぎている。もっと海外資産に投資をするべきだ。」

ある会社がきっと成長すると信じていることと、その会社の株が上昇することは別物であり、新興国経済が成長すると信じていることと、新興国経済の株式を買うことは必ずしも一致しません。

自分自身の予想や期待に基づいて投資をすべきではないと言うことはケインズの昔から言われていることです。

これが、なぜ分散投資しなければいけないかという理由の一つでもあります。

投資診断をする人(最近はロボも登場)は、プロですから、なんらかの利害関係を持っています。借金させてでも商品を買わせようとする人はたくさんいます。フィデューシャリーという流行の言葉にも、うかつに反応してはいけません。「あなたを自社または自分の関係者の利益のために誘導しようと考えている。」という前提で、まずは身構えておきましょう。

その上で、プロの意見を拝聴するのは、大いに役立つのではないでしょうか?

 

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