これからのDC口座に求められること
かなり進化したDCですが、これからも変化は必要です。
ずばり、取り扱っているファンドの
信託報酬は下がり続けるか?
というお話です。
DCの利点はいろいろありますが、そのひとつが運用時、非課税という点。口座内で売っても、譲渡益税を払わなくて良いんですね。しかも、投資枠はそのまま残ります。NISAも譲渡益税を払わなくて良いのですが、非課税枠の方はきれいさっぱり消えます。
リバランスやファンド乗り換えの最大の敵、スイッチング・コストが、DCにはないのです。なんてすごいんだ。ビバDC。
しかし、ここで登場するのが、最近のファンドの進化。
たとえば、あるDC口座で買えるファンドの中に、ある指数に連動するAというファンドがあったとします。その信託報酬は0.27%。安いです。
ところが、ある日、同じ指数に連動するBというファンドが登場したとします。しかも、このファンドは、マザーがAファンドと同じ。しかも、信託報酬は、なんと0.18%だったとしましょう。
当然、DCで運用している人は、Aを売って、Bに乗り換えたいと思うに違いありません。
しかし、DC口座内でAファンドを売っている販売会社は、新たにBのファンドをなかなか取り扱おうとしてくれなかったりします。オトナの事情です。
NightWalker王国であれば、王様直々に販売会社を指導するところですが、残念ながらここは日本。各販売会社さんの自主性にゆだねられております。
販売会社にも、フィデューシャリー・デューティーが求められているのです。そして、フィデューシャリーとは、変化し続けることなのです。
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