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2016年11月27日 (日)

子どもは負債かもしれない

相互リンク先のAKIさんから、なかなか刺激的なタイトルのエントリーです。

 

もうひとつ、AKIさんの関連のエントリーもご紹介。

AKIさんは、もちろん、子どもを作るなと主張されているのではありません。負債という言葉をカウンターに使って、むしろ「子どもを作ろう」「そのためには、社会システムの改善(おそらく方向性の転換)が必要」と主張されていると私は受け止めました。

  • 現行の社会システム(税制や社会保障制度、社会の慣習など)は、少子化解決に見合ったものになっていない。
  • 子どもが増えるためのよりよい社会システムを作るべきである。

たしかに、少子化の激流を逆向きにするには、金融で言えば黒田バズーカに相当するような異次元政策が必要な気がします。

しかし、社会はそういう方向になかなか変わりません。先日の配偶者控除の廃止も、「まずは結婚」「結婚した方が得」という流れを作るチャンスでもあったと思うのですが、案は流れてしまいました。

もちろん、選挙対策というような意味合いもあるとは思いますが、背景として、以下のようなことがあるかもしれません。

  • 日本は、かつて、人口が増えすぎて困るという方向にあった。
  • 「狭い日本に1億人の人は必要なのか?」「面積に見合った人口に徐々に減らすべきではないか?」
  • このため、表だっては言えないが、政策は、いまだ人口抑制の方向。

どうなんでしょうね。

さて、お金持ちになりたければ、結婚して、ダブルインカムになって、子どもは作らず、出費を抑えるという考え方は、ある意味真実です。

ただ、子どもを作ってもお金持ちになる方法もあります。

私が、億万長者に人生で初めて出会ったのは、以下のようなケースです。

  • 普通のご夫婦。子どもはふたり。
  • ごく普通のサラリーマン。
  • 奥さまの収入は、すべて貯金して、ダンナさんの給料だけで生計を立てた。
  • 投資としては、ビルを買い、テナント貸し。50歳で脱サラ。

ポイントは、「ダブルインカムを長期にわたって続けたこと」と「出費を抑制し続けたこと」。奥さまの収入を長期にわたって、ほとんど貯金するなんて、並大抵のことではできません。

私は、残念ながら、できませんでした。

ご紹介したお話は、15年以上前の話です。いまは、買うのはビルではなく、株式をコツコツと積み上げる。DC、NISAは必ず使うというのが基本路線です。

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コメント

ブログの紹介、ありがとうございます。

子どもは負債がやけに取り上げられて驚いています。
私としては話の導入に使っただけで、どうでもいい部分だったんですよね。
本題の子育て支援策に触れてくれる人はごく少数で残念に思っています。
そういうわけで、本題に触れてくれているこのブログを見て、嬉しくなりました。

政策がいまだ人口抑制の方向、というのはそういう視点は持っていなかったので新鮮でした。

おっしゃるとおり、少子化を止めるには黒田バズーカに相当するような異次元政策が必要です。
私の案だとかなりの増税になるんですが、NightWalkerさんはどのように思われましたか?

投稿: AKI | 2016年11月28日 (月) 00時11分

AKI様
 コメントありがとうございます。

>政策がいまだ人口抑制の方向
 私は、70年代前半の社会科の教育で、人口爆発問題について、いまとは逆の刷り込みされた世代なので、そう感じているところがあります。

>私の案だとかなりの増税
 この問題、なかなか、妙案が出にくいですよね。あちらを立てればこちらが立たず。次の視点が必要なのかな、とは思っています。
(1)日本全体で見たときの子育てのコストを下げる。
  特に教育と住環境。
 →大学が多すぎます。極論ですが、大学に入るのは、2〜3割で十分です。
 →子育て世帯への住宅販売時には、業者マージンに大幅な制限をかけるなど。
(2)3人以上の子どもを持つ家庭が増える施策。
 結婚する率は、決して100%にはなりません。
 3人以上の子どもを持つ家庭が増えることが重要ではないでしょうか。

投稿: NightWalker | 2016年11月28日 (月) 02時27分

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