「やりがいのある仕事」という幻想
ちょっと前の本ですが、森博嗣さんの「やりがいのある仕事」という幻想 という本をよんでみました。
森さんの主張については、生きてきた人生が全く違う・・・というか森さんがあまりにスーパーマンなせいもあるのか、納得半分、違和感半分というところです。
よく言われる仕事の基本三点セット
- やりがい
- 人間関係
- 処遇
このそれぞれに幻想があると私も思っていました。
特に、「やりがい」。そもそも、この言葉、いくら考えても意味がよくわかりません。
新入社員の頃に、時の上司が「みんなのやりがいを作りたい」と燃えていて、「勝手にやるから、別に作んなくてもいいのに」と笑っていた自分を思い出してしまいました。
リタイヤ生活を支えるライフワークも含めた仕事について、私が、かなり若い頃からそう思っていて、今もそう思っているのが、次の二つ。
- 没頭できる。
- 自分で自分に命令できる。
まあ、同じことを言っていますが、これこそが、私にとっての自由の定義です。
サラリーマンでもこの実現は可能です。新入社員だって、状況によっては可能です。
ただ、サラリーマンの終盤戦では、次第に難しくなってきたりもします。自分で築き上げてきたつもりの砦を取られてしまうことがありますからね。これが、私が、アーリーリタイヤをした理由の一つだったのかもしれません。
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