保有コストゼロの時代
日経田村さんの記事をネタに、昨日もちらっと、ニッセイさんの信託報酬の値下げに触れました。我が国もすごい領域にやってきたなと感慨ひとしおでしたが、海の向こうでは、もっとすごい話が出ているようで、なかなか刺激的です。
なんと、そのうち、ETFの運用フィーはゼロになっちゃうだろうという話です。
じゃあ、どうするかっていうと、預かったお金で買った株を貸して儲けるというのが、ご紹介した記事の指摘。
それ以外にも、たとえば、IFAが信託報酬ゼロのファンドを活用した機動的なポートフォリオアドバイザーとして活躍するというビジネスで儲ける、という展開も考えられます。
バンガードもそんな時代が来れば、当然トップランナーとしての対抗策は打ってくるでしょう。なにしろ360兆円の資産規模。日銀の国債保有高なみです。
ふと思ったのですが、そもそも、個別株式は信託報酬はゼロです。保有して下さっているホルダー様からお金を吸い上げるなんてご無体なことはしていません。
そのかわり、預かったお金で、企業は、商売をして儲けるのです。
金融機関も、「リスクは客にとってもらい,自分は、手数料で確実に儲ける」という安楽椅子型ビジネスから脱却しなければいけないのかな、と、私は、一庶民として思います。
世界株式会社をコストゼロで保有できる時代が、私の生きているうちにやってくるかもしれません。 ブログを続ける動機がまたできました。
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