一生、足し算という考え方
カン・チュンドさんです。
私も似たような考え方を持っていました。
マキアヴェッリ語録にみる「勝ちつづける法則」と言う10年くらい前のエントリーのコメント欄で書いた塩野七生さんの名言、
「老いるとは、端的に言えば、自分が自信を持ってできることを選んでいき、それ以外のことを潔く捨てていく過程なのです。」
この言葉にいたく、共鳴し、今も頭から離れないからです。(この言葉は文藝春秋のとある号に書いてあったので、今となってはソースを洗うことができません。)
ずっと考えていたのですが、ここには、二つの意味があるなあ、というのが、最近の理解です。
- 自分が自信を持ってできることを選ぶ → これは,これからも成長するゾーン。
- それ以外のことを潔く捨てていく → ここはゼロにしてしまうゾーン。
セカンドライフを、戦略的に生きるとは、こういうことなのです。
全体としては、少しずつマイナスなんですけれども、あるところは、どこまでも進んでいく、
一生、成長!
そんな考え方なのです。
我ながら、前向きだなあ。
たとえば、サラリーマンが、これまでは本業をずっと頑張っていたが、それを卒業したら、単に何もかも取り崩すのではなく、別な仕事や才能が伸びていくというような。そういう意味でも、これからの現役世代は、副業、マルチワークがキーワードとなりそうです。
資産もそうかもしれませんね。
オーバー・フィフティは、これまで、やたら買って来てしまったいろんなファンドや、やたら開設してきた口座を整理しつつも、あるところは成長させていく時期なのかもしれません。
ところで、自分の古いエントリーを読み返してみて、マキアヴェッリって、すごいなあとあらためて思った次第です。
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