一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門を読んでみました。
今回は、この本のご紹介。amazonで注文していた私でした。
いつものように感想をひとことで言いますと、
入門じゃないじゃん
なんか、全部書いてある感じです。
でもわかりやすいです。
さすが、確定拠出年金普及の旗手として活躍されている竹川さんの本でした。
オススメできます。
私は,第5章 運用してきたお金をどう受け取るかを、重点的に読んでみました。
確定拠出年金の利点、入るべき理由は、ずばり節税です。
- 掛け金は、まるまる所得税の控除となる。
- 運用益などへの課税も無し。
- もらう時にも、退職所得控除の枠が使える。
これです。
もらう時の特徴を考えると、確定拠出年金は、自分年金というより自分退職金と考えた方が、しっくりきます。大企業のように、退職金、企業年金が充実している場合は、最後の利点が使えない可能性があるので、中小企業や自営業の人にこそ活用して欲しい制度なのですね。
そういったことをはじめとして、本書には、ポイントがいっぱい書かれていて、大変勉強になります。投資信託って何?というような方にもすらすら読めるような気配りがなされた一冊です。
実は、本書は、もはや確定拠出年金適齢期を過ぎてしまった私ではなく、私のムスコの教育のために買いました。
テキストとしてベストな一冊ですが、幅広い読者を意識して書いていますので、我がムスコ世代に向けて、モディファイした独自の副教材でも作ろうかなー、と、実は、目論んでいるところです。
たとえば、「もらう時の利点」を理解するにも、「若いときには、その意味することがわからない(実感できない)」というハードルがあります。
その点は、おとうさん、説明する時、ちょっと、ひとくふうしようかな、というところでした。ま、そんなことを考えるのが好きなだけなんですけどね。
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