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2016年10月 6日 (木)

2015年度のGPIFの運用コスト

読売新聞さんです。

政府は4日、公的年金の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)の2015年度の運用手数料が383億円だったとする答弁書を閣議決定した。

メディアは、政府系の機関を批判的に上の方から見るという慣習があって、引用した記事でも、そこはかとなく、それを感じます。記事には書いてありませんが、GPIFの 平成27年度末の運用資産額は、134兆7475億円です(こちら)。単純にコストの比率を割り算すると

 0.028%

あいかわらずの驚異の保有コストなのです。

GPIFの運用資産に対する手数料の割合は、主要国の公的年金運用機関の中で最低水準とされており、GPIFは「引き続き、運用コストを下げる努力を続ける」としている。

という表現も、ここは素直に、一般の投資信託の信託報酬を引き合いに出して、

GPIFの運用資産に対する手数料の割合は、一般の投資信託より2桁低く、主要国の公的年金運用機関の中でも見ても世界最低水準であるが、GPIFは「引き続き、運用コストを下げる努力を続ける」としている。

ぐらいには、ほめてあげたいです。

さしものバンガードも公的機関であるGPIFのコスト水準には勝てません。

先般より、私、

  • 確定拠出年金のデフォルトファンドはGPIFと同じ組成のバランスファンドがいい。
  • GPIFと同じ組成のバランスファンドが売ってるといいのに。

などと主張して参りましたが、国民サービスの一環として、運用規模の維持拡大に向けて、

  • 最初はDC専用でもいいから、GPIFファンドを小売りして欲しい!

と強く願望しているのでした。

一抹の不安は、仲介役の証券会社がかなりのマージン持って行ったりしないかということです(^^;)。

 

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コメント

素直に記事おもしろかったです。一理あり。

投稿: 通りすがり | 2016年10月 6日 (木) 10時59分

この手数料にはGPIF自体の固定費(人件費)が含まれていないので、GPIFを投資信託の一種と考えるならばそれを加えないといけないと思います。一般管理費全体で12億円ぐらいなので、これを足しても依然として低コストだとは思いますが。

投稿: パイナップル | 2016年10月 6日 (木) 14時43分

資産規模がコスト率低減に直結する世界だから
運用資産世界最大のGPIFの経費率が世界最低水準なのは当然じゃないかって思っちゃいますね

投稿: うーん | 2016年10月 6日 (木) 15時43分

みなさまコメントありがとうございます。

通りすがり様
 一票?ありがとうございます。

パイナップル様
 なるほど。GPIFはファンド一本の会社ですから、運用にかかる費用だけではなく全費用で見るべきだということですね。いわば、GPIFの隠れコスト(実質コスト)。財務諸表の損益計算書を見ると、もっといっぱいありそうです。
http://www.gpif.go.jp/public/activity/pdf/h27_p01.pdf
 メディアが攻撃したいならここでしょうね。

うーん様
 その通りです。

投稿: NightWalker | 2016年10月 6日 (木) 18時34分

ためになる資料ありがとうございます

年金積立金 管理運用独立行政法人の保有コスト、低いですよね^^
私もGPIFに合わせたアセットアロケーションに近付いてしまっています(GPIFが急激にアロケーション変更させたともいえますけど)。

攻撃されるとしたら、
資産運用業務費が平成25年度、257億円→27年度、392億円、とか
資産業務役員報酬が平成25年度、3千200万円→27年度、7千200万円とか
その他の一般管理費が平成25年度、7千400万円→27年度、3億5千万円とか
が、額の変動大きいとか、想像し易いから話題にしやすいかも^^

素人のアホみたいな疑問なんですけど、年金積立金 管理運用独立行政法人は、現状では独自に個別株投資などはできけど、独自ファンドは作れるのですかね?
計上されていない別会計の信託報酬なんてものは無いですよね??
たまに不安になってしまいます。

投稿: いろいろでセカンドライフ | 2016年10月 7日 (金) 10時54分

いろいろでセカンドライフ様
 コメントありがとうございます。
 いえいえ、ただの与太話です(笑)。

>計上されていない別会計の信託報酬
 ご指摘の一般管理費も一ファンドしか運用していないGPIFにおいては、信託報酬みたいなもの(実質コスト)じゃないの?という解釈はあろうかと思います。

投稿: NightWalker | 2016年10月 7日 (金) 18時27分

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