最近の私の新興国株式に対する考え方
私のポートフォリオの紹介では、新興国株式がありませんが、持っていないわけではありません。
新興国の比率があまり高いわけではなく、細かく見るのもあんまり意味がないだろうということで、あるときから、外国株式クラスの中に含めてしまっているからなんです。
私の新興国株式クラスに対する考え方は、こうです。
- 期待リターンは大きく、リスク(ボラティリティ)も大きい。
「リスクはリターンを毀損する」という考えもあって、全体リスクバランスから新興国株式クラスは少なめに設定しているのです。
つい「新興国は将来発展するので、今、投資しておけば、将来大きなリターンがある」というところに目が行きがちですし、そう宣伝して商品を売る証券会社も多いです。
しかし、私は、先進国株式で、それぞれの国やましてや銘柄を見ないのと同様に、新興国もそれぞれの国の成長を考えて購入しているわけではありません。
まるごとリスクが高めの資産クラスと考えているのです。
「リスクが高そうなものにたくさん配分したら、よくないんじゃないの?」という極めてオーソドックスで小心者な分散の考え方に立っていて、配分もやや少なめです。
今、人生のいろいろな試行錯誤の果てに、ここにこうして立っていますが、もし、やり直しているとしたら、違う投資をしていたかもしれません。
たとえば、
- 日本個別株の分散ポートフォリオ
- 先進国株式インデックスまたはS&P500
だけのシンプルなポートフォリオ。新興国なし。
とか。
ポートフォリオは、その人を写す鏡です。逆に新興国株式が多いポートフォリオも、あって当然ですね。
その場合でも絶対欠かせないであろう最重要資産が、キャッシュなどの無リスク資産であるのは言うまでもありません。
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