サラリーマン終活
日経ビジネス2016.09.19 No.1858 に仙人生活を標榜するみなさんにとって興味深い特集があります。
- サラリーマン終活「定年後30年時代」の備え方
セカンドライフ評論家と勝手に私が思っている、大江英樹さんのインタビュー記事もあり、なかなか楽しいです。今ならぎりぎり買えるかもしれません。(楽天証券さん、SBI証券さんの予期せぬうれしいニュースがあって、本エントリーの投入が遅れました(^^;))
失敗パターンとして、
<仕事編>
- 同僚との付き合いを優先してきた。
- 退職後は何もせずのんびりしたい。
- 勤務先に再雇用してもらうつもり。
- 定年後は起業でもするか。
- 自分に何ができるかわからない。
<生活編>
- 定年後は妻と長く一緒にいたい。
- 長年の友人と縁遠くなっている。
- 定年間際にやりたいことをあわてて探す。
- 定年後は地域活動など社会貢献がしたい。
- 退職後の生活イメージがわかない。
これらに、大江さんが、ワンポイント解説。(解説は本誌をご覧下さい。)
いざ、セミリタイヤしてみて、これらで思うのは、
正解はない。
ということ。失敗パターンとされていることも、必ずしもそうではなくなる場合もあるからです。安部穣二さんのインタビューもあって、そういう意味で、かなり共感できます。
- 日本の堅気はすごいよな。えらいなと尊敬しているよ。だからこそ定年後は自由に好きなことをやればいいんだ。
- 会社という看板,資本力があって初めて実現できた部分って少なくないんじゃないか。
- 気楽そうだからと言う理由で第2の人生を選ぶのではなく、自分に合っているものを時間がかかっても探さなきゃダメだよ。
- 「自分は運が良い」と本気で信じることだな。
やはり、自分色の人生を歩んでいくしかないんです。
ただし、これらは、仕事と生活の話。
失敗パターンの<金銭編>
- 住宅ローンや教育費が残っている
- 家計の収支について把握していない
- つい無駄な出費がかさんでしまう
- 退職後は資産運用を家計の足しに
- 子どもに金銭的支援をしてあげたい
ここは、けっこう絶対的。やはり最後は先立つものが大事です。
作り方は、退職金一発だろうが、コツコツだろうがかまわないのです。残っていることが重要です。
ちなみに「終活」と言う言葉は、あまり好きではありません。人生はいつだって現在進行形なのです。
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