数字を見る角度
よく、いろいろな角度で数字をみるべきだ、と言われます。いままで、ブログの中で書いてきたこともありますが、私流の考え方を整理してみます。
その1 率で書いてあったら、絶対額にしてみる。
わかりやすい例が、信託報酬。
年1%が、年、何円なのか考えるのです。資産額が増えてくるとけっこう大きな金額です。
逆に、「絶対額でいくらと書いてあったら、率で考える」というのもあります。
たとえば、収益を絶対額で見るのではなく、年次収益率の推移で見たり、さらに角度を変えて、資産配分比率で見たりするわけです。
その2 月々いくらと書いてあったら、全部でいくらか考える。
わかりやすい例は、サラリーマンの給料や、住宅ローンです。
月々いくら?ではなく、生涯収入はいくら?総返済額はいくら?と考えてみるのです。
逆に、「全部でいくらと書いてあったら、月々いくらかを考える」というのもあります。
たとえば、車。240万円の車をぽんと買ったとします。
- 2年に一回買い換えると、月々10万円!
- 10年乗りつぶしても、月々2万円!
さて、どうしよう? と考えるわけです。
その3 対数で見る。
これは、こちらのエントリーをお読みください。
これは、その1の応用編。年率で見なければいけないのに絶対額で見てしまうケースの補正方法です。
数字の見方を変えると同じ数字でも違った見え方をするものですよね。
グラフにしてみると、よりいっそう見え方の差が浮き出ます。
コメント
たしかに,1日あたりコーヒー1杯分でも,月に数千円,年間だと万単位,ですよね。
投稿: z | 2016年9月28日 (水) 00時54分
z様
コメントありがとうございます。
いろんな例がありますよね。
ご指摘のような、安そうに見えて、そうでもない話もありますし、逆にある程度高いものを買ったとしても、長持ちするものであれば、得をしたというような例もあるはずです。
投稿: NightWalker | 2016年9月28日 (水) 01時02分